がまかつ がま磯 デニオスはアテンダーIIIの布石?

一昨年のマスターモデル2、昨年のアルデナと、毎年秋に新製品を続々と投入しているがまかつ。今年の秋商品は「デニオス」 シリーズが目玉でしょう。がまかつモニターの北村氏監修のロッドです。

「号数」

1号 繊細な攻略に

シリーズではいちばんやわらかく柔軟性に優れていますので、細ハリスを使った、繊細な口太グレ釣りに最適です。適正サイズは30~40cmです。

1.25号 スタンダード

このシリーズの基準となる口太グレ釣りのスタンダードモデルです。柔軟性と粘りを兼ね備えているので、フィールドを選ばず使えます。

1.5号 予期せぬ尾長に

口太グレ狙いでも、予期せぬ、パワースプリンターである尾長グレが食ってくるような状況にベストマッチ。胴が曲り込むことでしっかり対応します。

1.75号 大型尾長に

50cmオーバーの大型尾長グレがターゲットですが、叩きを抑えた調子なので、深場での大型真鯛釣りなどにも使えるマルチパーパスモデルです。

2号 夢のでかグレに

夢の60cmオーバーの尾長グレを獲ることができるモデル。魚が引いた分引き返し、曲げ込んで耐えることで生まれる圧倒的な復元力が特徴です。

このうち1から1.5号はクチブト、そこから上が尾長を想定した展開。開発のベースはアテンダー2で、そこから素材を非常に張りのあるカーボン新素材に変えて軽量化し、細身で大物を取る、というコンセプトとなります。

穂先には最新のカーボンガイドが搭載され、穂先と中間あたりまでT-1100Gのカーボン素材を使用。操作性はグレ競技シリーズのようなシャンとした感覚を持ちながら、魚を掛けるとアテンダー2のような胴に入る曲がりを実現。これだけ聞くと、ファルシオンのような印象も受けます。

北村氏いわく、

「1.25~1.5号はファルシオンに近い感じのアテンダー2

1.75号~2号はアテンダー2により近い調子で
魚を掛けた時の曲がりや大型を喰わせた時の感覚はアテンダー2に近い」

とのこと。

久保野氏と猪熊氏が1.5号以下、北村氏は1.75号以上を担当しており、それぞれテストフィールドも違えば開発担当者も異なるため、全く別のロッドと考えて良さそうです。アテンダー2特有の持ち重りが軽減され、より、軽くなり操作性アップ。アテンダーIIIへの布石と位置づけられるかもしれません。

価格は七万円台から八万円台。

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