秋の田子沖堤防で投げぶっ込みファミリーフィッシング3 G社テスターが驚愕の釣果

 秋の田子沖堤防にファミリーフィッシングで来訪した。同行家族は落とし込みでホクホクだがその一方で投げの方だ。投げ竿を3本出して遠投近投分けて仕掛けをおちつかせるが全くあたりはない。一つだけ微かにあったが合わせは決まらず魚が乗らない。おそらく餌釣りに齧られて本命が来る前に素バリに終わってしまうのだろう。加えて堤防から20m地点に敷石帯があるようで回収時そこで根がかる。もちろん事前に予想はしていてジェット天秤で投げているが引っかかるので厄介な敷石である。餌取りと根がかりに苦労する割に本命感はなく、投げはパーフェクト坊主で惨敗となった。

 もし次に同じ釣りをやるなら石鯛仕掛けのようなステイト仕掛けで臨めばいいかもしれない。完全な砂地でなくシモリが点在しているので、そこの周りはそれなりに本命魚がいるはずだ。1630沖あがり。バケツリレーで手渡し。その様子を2人は興味深く見ていた。磯の渡船は初体験だからだ。

G杯覇者の釣果に愕然

 港ではがまかつのテスター氏が尾長40まではいかないサイズを3枚上げておられた。港で選別し30前半クラスは放流している。場所は雄島のタナシタとのこと。三本の向かいの場所、沖のコブからみて三本の向こうの奥まったところのイメージである。先週、白のトーナメント氏が上がったがおそらく釣れなかったのだろう。昼で沖上がりした場所である。状況は1週間経とうがそう変わりはないはずだ。餌取り猛攻のなかどうやってこの時期にしては良型な尾長にたどり着いたのだろう。

 検索したら幾つか記事が出てきた。この方はプライベート釣行でも常に競技思考で組み立てており、竿は競技1.25号で浮きは3つ、ハリスは1.5とか1.75ぐらいしか御使いになられないようだ。下手にイズスミを掛けてもそこで勝負はしてないのかもしれない。外道には適当に切られていいから切られない本命魚をしっかり合わせてとっているように感じられた。

 他の磯はどうだったか。青根に乗ったサンライン帽子のベテラン釣り師はメジナに恵まれなかったとのことであった。私は先週青根乗ったがダメだったと伝えると水温高いしねーと話は盛り上がった。ほかの方のブログ読んでも11月の青根はバリとイズスミで無理ということが伝わってくる。もしわたしが先週の反省をもとにやるなら大遠投だろう。もしタナシタのテスター氏ならどう攻めただろうか。

 万集丸船長は物差し片手に写真を撮っている。彼に言わせると、うちは子供と女性を大事にして仕事してますということだった。よその渡船とは一線を画した感が非常に興味深い。渡船屋のホームページの釣果写真は釣果の良い順ではなく、子供に釣果があれば概ね子供がトップである。次に女性、最後にガチ勢の竿頭という並びである。良い磯はあるが安全な場所へ一度に多くの人を渡すことができる沖堤防がある。マーケティング的には確かにその点コアコンピタンスではある。1715つぎの宿泊地である弓ヶ浜へ向かった。翌日は午前のみ晴れで午後から強い南風に変わり雨が降る予報だ。

最後の最後に西湘バイパス出口で痛恨のアクシデント

 最後に。最終日は大粒の雨となった。途中山間の温泉に立ち寄り2人は観音温泉を希望したので送迎もしながら下田を1630に経ちゆっくりと天城越えからの伊豆縦貫で北上。だが東名が35キロ渋滞で厳しいことがわかりナビの指示通り箱根峠越えで小田原厚木道路経由とした。箱根峠は夜霧が濃く注意して運転する。峠を降りると小田厚と西湘BPの分岐手前の電光表示には横浜青葉まで2時間という。ナビは小田厚を示したままだったがわたしの判断で西湘バイパス経由とした。

 事件が起きたのは西湘BPを降りた直後である。大磯東インターの先で抜いた覆面パトカーに切符を切られた。

 まさかあのクラウンが覆面とはなぁ。かなり陰湿な切符切りのやり口に閉口した。追い越し車線は合流手前の長い黄色ラインの合流路であり抜かせない。それがわかっていて当方の前の白いクラウンはわざとノロノロ走っていた。追い越し禁止は134号との合流付近で白の破線に変わるのだが、ここで左車線にはみ出すのである。スピードを上げるとクラウンに追尾されたらしい。20キロ速度オーバーとなった。

提供 のりものニュース

 後続車も同じ行動をしていたが反則は先のクルマに背負わされる。その後続車はお咎めなしにクラウンの脇を走り去っていった。西湘BPは小田厚とならぶ神奈川県警の警察車両天国であり、みな警戒して運転する。そのため警察サイドもドライバーのイライラを掻きたてたりといやらしいテクを駆使してまで切符を切りにくる。とはいえ実にセコイ反則金の取り方である。ダラダラ西湘BPを行ったり来たりしていればアホみたいなスピードでツッ走るクルマの一台二台はいるのだから、そういう輩を正々堂々取締ってもらえたら良い。

 楽しかった家族の思い出に水を差された翌日の朝、反則金を納めた。1万5000円は概ね交付を受けたクーポンの額と同額であった。政府の施策は決していち消費者の財布を豊かにするわけではなく、2点の反則と引き換えに静岡県に加えて神奈川県の地域振興に図らずも貢献してしまった。

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