茅ヶ崎沖磯でメジナ狙い~その5

「ホームでの借りはホームで返す」

(その4からつづく)
結局あたりが無いので磯替わりを選択
内海側に回っていた隣の釣り人は「あっ、移動するんですか?」
「はい、磯替えします」と答える
釣り人は、よっしゃーと気合い入ったか知らないが、私が立っていた場所に
嬉々とチャランボを打ち込みはじめた
釣れた場所に入ることができるなら、元のなにも魚信なかったであろう場所より
いいんだろう もちろんそれは多分に心理的に
この場所で粘って、もう少し待てばまた当たりはでるかもしれないとは思ったが、このときの俺はせめて攻めて責めまくる、完全ドSモードに入っていた
いつもは帰り支度でもたつくのに、いまはあり得ないくらい早いスピードで磯替えの準備完了
目指すはあの磯…
干潮にむかっているし多分乗れるだろう、そんな期待を込めて…
しかしそんな儚い期待は決まって裏切られる
船長は「あーまだウネリとれないし、だめ、そこはのせらんねー」
内心俺はムカついた
沖に見えたあの島はあきらかに大丈夫じゃねーか
なんか次の日に乗せる釣り人に配慮しちゃってんじゃねーか?
だが文句いえるほど口達者でもない私は素直に希望とはまったくかけ離れた
B級磯へ渡ることになったのである

あまり実績のない磯へ渡礁
どこで勝負するか?
結局ははじめの磯と同じように、せまーいワンドで勝負することを選択した

かなり狭い湾で幅は3mくらい
奥行きは6mくらいかな、よく見たら細い切れ目で内海側とつながっている
つまりここは正確にはワンドでなく海峡であった
沖の潮がダイレクトにぶつかり、ウネリを生じさせている
メジナ釣るならここしかない、そうおもった
タックルを、ウキだけ天狗ウキに替える
ウネリに強制的に馴染ませる
そして…
結果はすぐに訪れた
(その6へつづく)

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