タモの柄が先日の釣行で折れたため、折れた原因・状況と、修理について、さらにそれによってどのように使い勝手が変わったのか、説明します。

折れました

【折れました】軽くて安くて頑丈そうな、ISO-XTたもの柄なんですが、先日の釣行で1番が折れました。こちらの番手は700で全長7メートル。離島遠征でどこの磯に乗るかわからんような状況で、これまでメーターのカンパチ、80のヒラマサ、60のフエダイ、50の石鯛その他いろんな大型魚を掬ってきた歴戦のタモです。このタモなら妻良離岸堤の上からでもタモ入れ可能だ!

【折れた原因と状況】折れた原因ですが、今回の五島の石鯛釣りで、磯に座ってる時に、このたもの柄が下敷きになり、力が一箇所に掛かったみたいです。修理に出そうかどうか迷いましたが、結局出すことにしました。折れた残骸はこちら。

ごらんの通り、1番だけが折れました。上栓から15センチくらいのところかな?パックリと割れてます。たもの柄は竿と違って、上栓の場所にねじ穴がありますから、短縮させての簡易的な補修が難しいですよね。

たもの柄の折れた箇所の断面図。結構テーパーが薄いんですよねーこうみると。こんな薄くてメーターのカンパチを離島の堤防で何枚掬ったんだろうか。カンパチが入れ食いだったその日はたもの柄が固着しちゃったんですよねー。いまでも固着はずしに四苦八苦したあの晩が忘れられません。

気になる修理額

【気になる修理額】近所の大型釣具店に持っていきました。さて修理額はいくらなのか。

7100円に消費税!高杉 なかなか修理なんてたもはやらないですから、びっくりしました

店員さんによると、たもの柄というものは最もダメージ受けやすい1番の価格を高めに設定してるということだそうですね そしてそもそものこのたもの柄の問題点。それは上栓が1番に接着されてて、メンテナンスは修理対応になってしまうことなんです。そこで修理で引き取ると。

折れたから良かったこと

【ポン付けで分解清掃可能に】修理なんてほんとくそ面倒なんで、上栓と1番だけパーツ売りしてくれとダメもとでお願い。すると、色々と押し問答があったんですが、最終的にシマノのアフターがオーケーしてくれたらしい。確かに材料で見積もりくれたのに、材料だけ提供されないのも、変な話ですもんね。

ISO-XTたもの柄は軽く、値段も高すぎず、伸ばしても挙動が軽やかで、メーカーの縛りなく特に人気のたもの柄なんですが、弱点としては上栓が1番と接着されてるので、分解清掃ができない点にあるんです。気にしない人はいいんですが、砂噛んだりしたまんま収納するのも嫌ですよね。尻栓は空きますからそこ空けて水をジャーと掛ける、その程度しかできません。これもある意味幸運なのかもしれませんが、今回のアクシデントで、上栓と1番のパーツが供給されることで、分解清掃が可能になります。災い転じて福となす、といったところでしょうか。

五島列島の石鯛釣りで破壊してしまったISO XTたもの柄ですが、早速近所のキャスティングに、新しい♯1と上栓のパーツが到着しました。お会計ですが、8000円くらいでしたね。私がこれを新品購入したのは徳島県のいはら釣具というところですが、こちらのセールで購入させていただきました。当時3万円台だったかな。値上げ前でセールでしたから、かなりお買い得だったんですね。でも損傷して新しいパーツを購入したら、今の価格と変わらなくなってしまいましたが。

それでも、ぶっ壊して新しいパーツが取り付けられることによって、新品時代では得られなかったメリットが生まれるんですよね。それは「すべてバラシ」ができるということ。上栓は外れない仕様になっているから、ばらせるようになるのは本当によかったです。

で、パッケージを開けてみますと、このような感じです。パーツは♯1と、上栓。

では手持ちのたもの柄。♯2から元竿までバラバラにしてみます。傷とかどうなっているのだろう。今まで伸ばした状態で確認するしかなかったから、分解清掃はとても新鮮です。

私は釣行後は必ず、タモの柄は分解して水洗いをするのですが、このたもの柄だけは分解清掃ができませんでした。なぜなら、新品の状態ですと、上栓が♯1に接着されているからです。これまで上栓のところだけ熱湯に浸けたり、引っ張ったり幾度となく取り外ししようとしてましたが、ガッチリくっつついていて、ダメでした。今回は折れたが修理を希望せず、パーツ注文のみ行ったことで、今後はバラバラにして清掃することができます。これでシマノに修理注文していたら、また上栓が接着されて戻ってくるところでした。

細かな傷とか結構ありますね。ここはコンパウンドで磨いて、車用のワックスで塗装、表面保護を行いたいと思います。

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事