釣具のブンブン、イオン相模原SCに移転開業〜 初心者取り込み狙うのか 中古釣具も展開

 2012年ごろに釣具のブンブンの関東進出第一弾となった「釣具のブンブン相模原店」が昨年閉店した。思えば関西や西日本の関東進出ブームの走りみたいな店舗だったと思います。関東の釣具店、キャスティングや上州屋だと磯釣りの品揃えが弱く、西からきたポイントやブンブンにはお世話になっています。フカセ釣りならまあキャスティングにも薄く品揃えはありますが、石鯛タックルとグッズが買えるのは今でもこの2つのチェーンに限られます。西で人気のがまかつ、サンライン 、宇崎日新、釣武者、そういうブランドはなかなか手に入らないです。

 旧相模原店は国道16号沿いで、開店時間は朝はあまり早くはなかったけど、夜遅くまで営業してもらっていて、とてもありがとうございました。営業されていた10年間、こちらで購入した額は70万円〜80万円ぐらいは購入させていただきました。

 で、閉店後は店舗面積を拡大して?近隣に移転開業するということであったが、果たしてどこなのか?

 

 まさかのなんとショッピングセンターのテナントとして入るということで驚いた。場所はイオンの相模原店で、JRの小渕駅の真ん前だ。3月下旬のオープン予定。で、イオン相模原のホームページを見ると、新規オープン店舗の一覧にブンブンの情報があリました。

 イオンモール幕張新都心には中古釣具の道楽箱なんかが入っていたりもしますが、あまり大手釣具店のテナントは聞かないですよね。「イオン 釣具店」でググっても、それらしいヒットがないので、もしかしてイオンにテナントで入るそれなりに名前の通った釣具店は、今回が初かもしれませんね。

営業時間は午前10時から午後10時まで。以前よりも少し短くなるのかな。そして極め付けはその売り場です。なんとフロアの1階。1階って専門店街なのかな?フロアマップを見てみる

一区画だけでかいフロアが空いていますね。

はい、ここ。イオンバイクの隣です。もうここしかないですねw

で思ったのは、なぜイオンに出店したのか。おそらく旧相模原店の賃料の比じゃなく、お高いでしょう。

 まず思ったのはイオン側の戦略です。隣にイオンの自転車屋がある。この場所にアウトドアの関連店舗が入るということは、イオンバイクとの相乗効果が期待できるというものです。もしかしたら、キャンプ用品の店の方がより良いのかもしれませんが。

 そしてイオンは金融の会社でもあります。釣具の購入は高額の支出を伴うものであり、カードでの支払いというケースが当然発生します。そこにイオンカードを宣伝することで、カードの会員が入ればその分の収入の上積みが期待できます。釣りはハマっている人ほどキチガイなほど出費をしますので、現金では追いつけるはずもなく、そこはカードの出番です。釣り人もイオンのポイントが還元されれば、日常的なスーパーの買い物でも使えますしいいんじゃないですか。

 ブンブンとしては、駅前で家族連れの来訪が期待できます。クルマ離れの人も考慮しているのかな。相模原だと大体車持っているでしょうけど、古淵は横浜線沿いでもあり、船釣りで横浜目指す人も通いやすい店舗です。以前の16号だとガチの人ばかりでしたが、この店はライトな層も取り込もうという魂胆が見て取れます。

 いずれにしましても、両者の思惑が一致した。個人的にはこの店舗は中古釣具も扱うということで、近隣のタックルベリーの様子が気になるところです。家族連れが大量に訪れる店舗で、ご自宅の中古釣具を買い取りますとなれば、そっちに持っていきますよね。

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