九州遠征釣行⑤壱岐でヒラマサとクロ狙い~強烈なヒラマサのバイトとがま磯ヒラマサ天剛+ダイワ尾長モンスター

マリンクロス玄界で玄界灘の聖地へ

 2日連続でマリンクロス玄界に乗船する。初日となる日曜日は15時に糸島で解散、その後わたしは中原釣具店本店→フィッシングナカハラ→かめや釣具原店と福岡までの国道沿いの釣具店で2日目の必要物資を調達しつつ、レンタカーを空港へ返し西鉄の大橋まで電車移動、そこでまた別のレンタカー借りてホテルへ移動、近くの回転寿司店「玄界丸」で閉店間際の飲食と屋台「ともちゃん」でおでんとラーメン。そんなことをしていたら時は2330になっていた。翌朝は0300起きである。さっさと高速で戻ればおそらくは2100には就寝できていたのに。

 さて起きたらまた糸島へ、今日は直接港だ。もう釣具店には立ち寄らない。前日時間を掛けて仕掛けやエサの準備をした。ちぎれたトランク大将のストラップも新品に付け替えたのだ。解散が1500で空港でクルマを返したのが1900となり4時間も掛かっている。うち2時間は移動時間であった。福岡は渋滞がひどすぎる。今日は最終日でもあり糸島から空港まで高速で移動すると強く思った。

日曜日夕方の天神方面の国道202号 福重まで渋滞である

 玄海は今日は0500出発。今回は、総勢10名ほどでおよそ半分はルアーマンだった。ど平日だが人気なのだ。フカセ師ばかりだとそこはかとなく加齢臭がするが、ルアーが混じると集団として元気があっていい感じになる。昨日のような傍迷惑なサンラインのクソ子供おじさんもいない。そいつは玄界灘に落ちて死ね。昨日とは打って変わって静かな海でほぼ揺れることなく30分ほどで目的の磯へ着いた。昨日のように安全な場所を求めて壱岐まで行く必要はなかったようだ。

壱岐沖磯の名礁「上イズミ」でヒラマサと50尾長に迫る

上イズミ(中原釣具店サイトより

 乗った磯は「上イズミ」というこのエリア随一の一級磯である。上り下りとも激流が刺し、ヒラマサも回遊するしクロも狙えるとのこと。ベテランのフカセのお爺さんと同じ東向きに降りた。そのお爺さんは東のカドを取る。3方向狙えて足場に適度な高さもあり一番いい場所だ。

 西向きはルアーマン2人。フカセやカゴはもちろんだが、きっとルアーだと楽しい釣りができるだろうと思った。ショアジギングで普通に何かが狙える場所なんてそうそうない。こんな素晴らしい釣り場環境は関東だと三宅と八丈の沖磯ぐらいではないだろうか。それが福岡から糸島への移動と渡船でわずか二時間以内でこれるのだから。九州は釣り天国だ。

 磯には0600着。昨日のように明るくなるまで待機で0645まで磯の上で丸くなっていた。

がま磯ヒラマサ天剛Hでヒラマサに迫る

0650明るくなったところでタックルを準備する。

がまかつ がま磯ヒラマサ天剛H50

ダイワ11尾長モンスター4000L B D

サンライン マスラードII 6号 150m

ウキ メーカー不明 ヒラマサ用カゴ一体型

サンライン 松田スペシャル 6号 3.5尋

タナ 3尋→一本→2本

ハリ がまかつプロ真鯛10号

上イズミの東(中原釣具店サイトより

 釣り場は船着である。上の写真のB地点である。お爺さんは岬の先端A地点である。Bもテラスのように平らになっていて釣り座として丁度よい。タナはまずは3尋とした。ヒラマサなら浮かせなければならない。

 が、なるほどウキ止めというフカセのウキ止め糸をどういうわけか使ってしまったため、ごついタックルのカゴ釣りではすぐにタナボケしてしまい、いつの間にやらタナ2本ぐらいになっていた。

 まずはイサキ。30センチくらい。だが磯の裏側も気になるので裏で竿を振るが、足場が低くカゴ釣りはしにくい。そのためやはり船着に戻ってきた。

 釣り座から見ると左から右、西から東へ激流が流れている。当然かごなのだから激流の流芯は避けて、コマセが溜まりやすい、あまり流れのないヨレのようなところを投入地点とする。右斜前方、50mほど遠投したところ

 すぐどデカいタルカゴがドカンと沈み、いきなり本命が来た。時刻0745。

 一気にラインが逆転していった。ドラグ調整をしていなかったためだ。すぐにドラグを絞めると引きは落ち着いた。かに見えた。そしてやりとり。さすがに天剛のHは強力で一気に寄せてきた。かに見えた。だが実際には手前に猛烈な勢いで走ってきたのである。このスピード、間違いなくヒラマサである。デカ真鯛とかのパワーやスピードではない。まだ寝ぼけていたところのカウンターパンチであった。

 するとふっと力が抜けた感覚になった。引き上げるとハリスとの直結の結束部から切られていた。そして竿5本程度に深く潜られていた。やってしまった。原因は棚が2本と深かったこと、加えてドラグの未調整だ。ドラグをガチ締めしてれば天剛のパワーである程度立ち向かえたはずなのだ。

 今度は棚を浅くしてポンポンウキをつけて投げてみたが今度は浅すぎてエサがとられない。そしてヒラマサ用のハリではかからなくなった。またハリを真鯛用のものに戻す。

 すると今度はひたすらイサキが釣れ続いた。サイズは30~40。あまりに釣れるので飽きてきた。隣にフカセのお爺さんもいたが状況は同じである。お爺さん曰く、これだけイサキが釣れ続くということはヒラマサはいないということである、とのこと。ヒラマサが回遊すると途端にエサをくわなくなるからだ。

デカパン尾長を仕留める

 また右へぶん投げた。今度は20メートルくらいの近投である。すると0945。一挙消しこんだので合わせる。重量感が全く違う。かなりやりとりはするがハリスは6号。デカパンだろうが竿は5号だしこちらの勝ちである。

48センチの尾長グロ(壱岐沖磯 上イズミ、23年2月)

 上がってきたのは50センチに迫るクロ、しかも尾長である。48センチくらいだろうか??

 もちろんキープして隣のフカセお爺さんに見せると笑顔をくれた。お爺さんはガチのクロ狙いである。さてこれから何が狙えるだろうか??

 それから適度にイサキが釣れた。釣れ続いた。釣れ飽きるくらいに。お爺さんとも話をした。裏に行こうかな?みたいな感じでわたしも裏へ行きますよと。気がつけばフカセタックルの準備をしていた。

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