下阿値賀島 小瀬 水道
宮之浦の下阿値賀島の小瀬の水道の船着でカゴを振り、イサキ以外の魚としてチヌ45センチを捕獲。湾チヌでなく真冬の沖チヌだからもしかしたら美味いかもと締めてワタ抜きしてクーラーに格納した。
その後コマセの余りを計算してフカセに切り替えた。だがフカセではチヌと大きなイサキが出た本命潮に乗せられない。
思い切り撒きまくるが餌取りすら浮いてこず付け餌が取られない状況に嫌気が差していた。

磯で転倒
そんなことも祟ったのか、珍しく磯で大きな転倒をした。足場から1メートルほど下に横転した。この小瀬の磯は足場は良くなく落としたコマセに足をを滑らせた。久しぶりの磯で重心が高く歩き方がピョコピョコ歩きになっていたのが事故につながったと思う。よくよく注意せねばならない。
幸いにも頭は打たずがまのゴアも奇跡的に無傷のようであった。ライジャケはがまの歴代のウィンドストッパーは全てオクで処分しており残った釣研のスタイリッシュとは言い難い身厚なTV221という品番のジャケットを着用してたがこれのお陰で背中を強打せず済んだ。左足が痛かったが脛に軽い出血しただけだった。奇跡だった。
それとE点とF点の移動の際にずっこけてボイルコマセをこぼしている。
さらに書くのを忘れたが一昨日の上阿値賀の北のハナのテラスにて、真正面から潮を3度も被る羽目になったが、このうちの一回、潮が上がる直前に逃げようとした際に脚を滑らせて背中から転倒している。
兎に角転びまくった今回の遠征だった。
もともとバランス感覚は良くないほうだが、こう立て続けに磯で派手に転けるのを考えると、久しぶりの磯とはいえ、明らかな老化とまではいかないかもしれないが普段の運動不足が悪影響していると自己分析した。
丸銀釣りセンター→佐世保
気を取り直して道具を収納する。転倒はしたが幸いにもタックルに損傷は見受けられなかった。回収一番乗りだったのでほぼ全員の撤収の先頭にたつ。この日の宮之浦はフカセ師が多かったがみな一様に渋い顔に見えた。多くの釣り師が思い描いたような釣果に繋がらなかったのだろう。
港へ着くと道具の洗浄である。明日の飛行機までにロッドケース、磯クール、服のカバンを自宅へ送らねばならない。洗ってる時にフカセのウキを溝に落としてしまい、船長に金網上げを手伝っていただいた。色々ご迷惑おかけしました。丸銀のおかみさん、おじいさん(?)にも最後に礼を言い、宮之浦を後にした。

今夜は宿はどうするか。帰りの飛行機は翌日である。福岡へ戻って一杯やろうかとも画策したが折しも三連休最終日の夕方である。渋滞で何時につくか分かったものでほない。そこで近場の佐世保とした。近いといっても35キロはあるが。
途中平戸大橋たもとの佐世保漁具という平戸の釣具店で氷を追加。外で氷を割らせてもらいクーラーに詰めていると、中の店主?らしき方から釣果と場所を聞かれる。渡船人数も気になるところだわね。すべて丁寧にお答えさせていただきました。やけに美人の店員さんは奥様だろうか?
薄暗い佐世保中心部
ホテルを探す。楽天では7000円台の某ビジネスホテルがGoogle地図検索でじょらんで3600円の超破格を見つけて即予約した。歴史あるちゃんとしたホテルである。ここは佐世保の飲み屋街にほど近く夜のアクセスにうってつけである。
ホテルの駐車場は1000円だか1200円だかとそれなりに取られる。年配のスタッフが2人いて、釣りですかー 釣れた?ふんふんそれはよかね(方言を想像)五島ですか? 宮之浦!そこはね、丸銀!などと釣りにかなりお詳しく、お二人で盛り上がっていただく。道具をみた瞬間の笑顔が客商売ではない本当の笑みだったね。こちらも嬉しかったよ。
ちなみに翌日の出庫の際も別のシニアのスタッフの方がいて、釣りですかーほー、五島ですか? などと言われたのでこのホテルは五島の釣り客の利用が相当あるのかなと想像した。

夜の佐世保は暗い。飲み屋街はそれなりに規模が大きいが佇まいがディープである。横須賀の久里浜飲み屋街もこんな感じかなぁ。
そして三連休最終日ということを差し引いても人が少ない。飲み屋はわりと開けているが客の雰囲気がない。コロナ禍に訪れた店も開いてはいたが賑わい感ゼロ。ホテル近くのちょい敷居高めの店にした。ここはカウンターが埋まりテープルにもグループが居たからである。

酒場十座という店。鳥たたき、鳥レバー刺、枝豆、最後に焼きそば。ビール、日本酒2つ。会計は5000円を超えて結構いい店の金額になったが味は非常に美味であった。お金に余裕のある出張族向けの店かなと思った。一本99万円!の酒の箱を拝見する。
翌朝はゆっくりである。倉式珈琲店にてホットサンドのモーニング、そこで今回の釣行ブログの原稿の大半を書き終える。そして宿に戻りクルマをだして嬉野温泉。しんばの湯に入り福岡を目指す。空港近くのヤマト運輸にロッドケース、タックルバック、がまのかばんを預ける。東京まで180.150.150サイズの3点で8100円ホド。往復で荷物代は14000円ほどとなった。

クーラーは中の氷の量を減らして20.1キロで預かり機を通過。福岡空港の居酒屋「海幸」でおひとり様晩酌セット。追加で嬉野の冷酒。
飛行機は19時きっかりに離陸、20時半前に羽田着、バスは21時に羽田を発し21時半過ぎに新宿西口。世田谷の自宅に着いたのは22時すぎであった。
かぺりんとぐーちょきぱー子がヒラマサ刺身を待ってくれていた。釣ったのは3日前の土曜日であるから今日あたりがり生で食す味のピークである。
猛烈なスピードで三枚おろしし平皿に盛り付け、カペリンにはビールと共に供した。(世田谷→九州磯釣り遠征 おわり)
