◎しまぽで行く厳冬の伊豆諸島・親子釣り旅

 およそ1ヶ月前から決まっていたが、都合5日間の休みが取れることになった。向かう先は久しぶりの式根島である。当初は1人で行こうとしていたが「ぐーちょきぱー子と行ってきたら?」というカペリンから思わぬ提案がありほぼ咄嗟に承諾した。もちろん一緒に釣りをするのは言うまでもない。

塾も忙しくなるしもう一緒にはおやすみ取れないかもよーと言うのはカペリンもぐーちょきパー子も異口同音に言ってくるのだ。決まった瞬間東京都の助成事業である「しまぽ」を3万円分購入していた。「しまぽ」は地域通貨のようなもので対象の伊豆諸島の宿と商店の商品が実質3割引となる絶対マストの商品である。1月下旬に発売されるのを事前の告知で知っていた。宿泊する式根島の宿の人からは、欠航リスクあるから出航直前に買えば?との有り難いアドバイスがあったがそれは無視である。24年度予算の残りの追加発売のようなものであるからいつ売り切れるかわからないからだ。3万の購入は3割の助成を指し引くと実質の出費は2.1万円で済むのである。

◎大爆風の予報だが離島でファミリーフィッシング

 建国記念日は火曜日のため月曜日を休みにすれば世間も4連休である。だが今年一番の寒波なるものが発生しており、スマホアプリのGPV(無料版)で見る限り真っ赤を超えてドス紫色の大爆風の予報である。東京23区内で暮らしている分には北関東の山々に遮られて風は一切感じないが、23区からさらに南に位置する伊豆諸島はバリアがないから風が吹き付けるのである。宿泊予定の宿からは風が強いから子供もいる事だし今回の釣行はやめてまたにしたら?と連絡があった。実際に出発予定だった金曜日のさるびあ丸は欠航と相なった。だがぐーちょきも学校や塾の予定がある。そのため釣行を1日後にずらす事で今回の釣行は実施することとした。

◎離島堤防ファミリーフィッシングの道具整理

荷物を整理する。

クーラーボックスはシマノの35Lのキャスター付スペーザプレミアムである。両軸遠投竿を支えるためスコネットの脱着式プレートを接着してある。カゴ釣り用として欠かせない逸品である。

あとはバッカン周りである。サンラインのキーパーバッカンSFBー0807にダイワトーナメント40センチハードバッカン、さらにがまかつのタックルバッカンGM2498をマトリョーシカする。

使用するロッドである。

ダイコー 槍雅4ー585 、これにアブ6500の組み合わせである。フカセタックルして16ダイワ  トーナメント ISO AGS  2号-53HR と15トーナメントISO競技を用意。ダイワ  トーナメント ISO AGS  2号-53HRは2016年当時のダイワの最上級(VIP除く)フカセロッドであった。

ぐーちょきにはカペリンのメインロッドでもあるシマノのアドバンスショート3−330、そして沖縄小浜島の岸壁で大活躍したタカミヤのさぐり小僧Ⅲを準備。そして実家の物置から発掘してきたダイワコロネットST10RLにナイロンライン2号を巻く。このコロネットは昭和50年代に町田の森野の交差点付近にあった上州屋(おそらく)で親に買ってもらったものである。このリールはほぼ傷もなく未使用かもしれない。これで魚を釣った記憶がないからだ。

◎ダイコーロッドケース パワーアンドタブギア

 ロッドケースは2006年頃発売の今はなきダイコーのパワーアンドタフギアーのロングタイプ(155センチ)。福岡の釣りキングで12年頃に美品を中古購入、その後13年に渡り手放す事なく内張(うちばり)はボロボロになりつつあるが使い続けている。意味不明な英語のプリントと「メイドインコリア」は少し気にはなるが、並継の石鯛竿が2セット格納可能でかつ、郵便局のゆうパックの最大サイズで送ることができる優れものである。そしてこれがまた軽いのである。おそらく2キロないのではないか?

主なスペックは以下。

●サイズ:1550×135×110mm

●素材:P.V.C.

●石鯛竿を楽に収められ、持ち運びしやすい長尺タイプ。

●内部に硬質P.V.C.を採用したハードタイプ。

●トップレベルのフローティング性能。

●肩に優しい幅広ショルダーストラップ。

●底部は衝撃に強いハードボトム仕様。

●石鯛竿が2セット収納できる仕切りタイプ。

 そしてそして大事なのは衣類である。堤防の釣りはライジャケと長靴が必需品である。磯ならばショートタイプの磯靴でもいいが、堤防は水たまりができやすく長靴がいい。ソールはラジアルかデッキタイプ。私は堤防や筏用として長年ダイワを使用している。

これらを担いで(キャスターで転がして)東京の街をこの荷物で移動する。経由は田園都市線→半蔵門線→大江戸線。大門駅から歩いて10分強で竹芝桟橋に到着する。船はほぼ予定通り出航した。ぐーちょきと6甲板レストランで食事。レインボーブリッジを通過する。

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