釣研「ゼクト M」の魅力
45センチはありそうなタカノハと30センチクラスのブダイを釣り上げ、満潮を迎えた。そしたら1030満潮を境にまったくアタリが来なくなった。
潮止まりまで真鯛の強烈なアタリがあったのになぜこうなる?(真鯛ではなくもしかしたらヘダイかクロダイだったかも でもやはり50くらいの真鯛だわなあの引きと走りは)
アタリがしっかり取れてないせいなのだろうと、エイジア0アルファから、釣研ゼクトMのg2負荷に変えてガン玉をシズ打ちしたりした。
ゼクトが良いのはトップのディンプル構造により、魚のシグナルがウキからでる波紋で示してもらえるところだ。一度使ったらクセになりそうな中毒性のあるウキだ。
2枚潮の対策
当方の技量ではゼクトをもってしても2枚潮を攻略できない。ウキだけが表層流に流されてしまい、ウキ下のナビの位置が一定のまま、ウキだけが離れていく。これではアタリはでない。
このような2枚潮対策はどうするか。基本は沈め釣りとなる。
1 ウキの号数を沈む00や000にする。これならばガン玉なくても仕掛け全体を沈ませられる。
2 ウキ指定負荷より重いガン玉を付け、ウキ下をコンパクトにして沈め釣りをする。この場合はウキに浮力あっても可。ただし自然な沈み方をしなくなるので、コマセとの同調に注意する必要がある。
3 自然に馴染むウキを使う
沈め釣りの基本は1.2だが、私は基本沈むウキを使わない。そのため2をよくやるのだが、本流の釣りでは多用するが、寒の時期のとくに繊細なアタリを取るときにはあまり向かない。無風とかならできなくはないが。
そのため③となるのだが、ウキを選ぶ。いいウキでないとダメだ。これにはたまたまポーチのなかにいいアイテムがあった。
エイジアマスターピースの出番
以前ヤフオクでまとめて買った中に混じっていた、エイジアマスターピースのG3負荷というのが、ポケットのウキポーチにあったので使ってみた。
するとこのウキ、見た目はいつも使う無印エイジアとよく似ているのだが、その中身が全く違うことに今更ながら気がついた。
ガン玉は適当に打っているのだが、ゼクトとも無印エイジアともウキの入り方が違うのだ。
たとえば、2枚潮でもしっかりナビと同調して馴染みながら仕掛けと同調し沈んでいく。これがなぜなのか、表層流に押し流されず仕掛けとの同調が優先される理由は分からない。もしかしたら真鍮のパイプが糸と通りを悪くさせているせいなのか。
いずれにせよしっかり水中をドリフトしつつ、じわじわ馴染みながら自然に沈下していくのである。
さすが一個990円でセールする無印エイジアと異なる、一個2200円(福岡 フィッシングナカハラ)もするパイパフォーマンスのウキである。
良型ブダイの連発 フカセしかも日中のメバル
釣り座を船着に変えてみた。船着はそれなりに水深はあるのだろうが、底が砂地である。時期によってはキスとか釣れるんだろう。キスの大きいのがいそうな感じがする。
その向かって左は沈み根があり、カゴオケと沈み根の間は水中にゴロタが広がっている。そこに狙いをつけた。
そして1発、1200にかなりの引きを見せた。40オーバーはあるブダイのオスであった。だが最後のツッコミでハリス切れ。1.5号は細すぎたのだ。
そのためハリスをVハード2号にチェンジ。どうせグレは出ないからもうこれでいいや。同じところで粘る。すると1250に
ブダイの40オーバー。一度バラしたやつがまた掛かった笑 まったく同じ個体だと思われる。なぜならその後そこで粘ったがまったく反応はなかったからだ。ふたたび、赤島向かいの正面に戻った。すると1314
今度はメスのブダイ33センチである。赤島向かい正面のほぼ足下である。
そしてそこからなんと2時間もあたりなし。もうハイパワーハンマーピトン刃Ⅱに取り付けたウルトラ竿受けに置き竿でいいやーとしていたら1455のこと
なんとアカメバル。堂々の30センチ。フカセでしかも真昼間に黒でなく赤いほうのメバルというのはなんとも妙な感覚である。
その後どんどん潮が満ちてきておりさきほどまで浅くて敬遠していた船着と赤島正面の間のゴロタの溝を攻めた。そして1520
またまた良型、38センチのオスのブダイ。その後正面に残ったこませをドカマキしたが反応なし。1600の納竿となった。
伊浜の全体の釣果
この日の伊浜は極度の貧果であった。メジナの顔はゼロ。釣果は私以外は赤島で黒鯛のみとなった。私は魚をこれだけ釣ったということに驚かれた。そういう1日であった。
翌日月曜日は好天となりおそらく20名は渡ったと思う。フカセで石鯛、40までの尾長など比較的良い釣果に恵まれたようである。