南伊豆・妻良沖堤防で42センチグレ(メジナ)その2 エイジア LCで本流捉える

 この上の写真は釣り座を下の右に振って見たところで、バッカンの位置は堤防先端から90度どちらも狙えるよう斜めに置いていたりするのですが、ここで風を横から浴びるように竿を正面に向けるか、風をいなすように港内側に向けるかです。通常の1.2号竿ですと、このレベルの風なら煽られてしまって釣りにならんのですが、マスターモデルはちょっと違うようです。竿全体の細さもありますが、魚がかかってない状態ではシャンとしています。そこまでアホみたいに煽られないです。

 

 上の写真の通り、釣り座の右側下にテトラがありまして 船長の話だとマキエを打つと、ここの穴から口太が出てくるらしい。しかし横風はノーマルのエイジアの仕掛けをいとも簡単に巻かせてしうまう。 突風は右から左で相変わらずで、潮は表層のみ右から左、その下の潮は左から右と二枚潮になっており、攻略は単純ではありません。

 下の写真はヒシャゴが上、堤防が下で、南北逆です。間違えないでください。下の堤防左カドから釣りをやっていると思ってください。潮はバッカンの場所とヒシャゴを結んだ線から右側だと、潮が左から右に流れています。であれば、ここに仕掛けを送り込んだ方が釣りやすいじゃん、とやって見ます。ですがこれだと船長がいう「テトラから出てくる」口太メジナの狙いからは外れることになります。でしばらく様子を見ていたんですが、餌がとられたり残ったり。あまりいい感じではないですね。ヒシャゴとの線から右は魚がいないと判断しました。

 上のオレンジが潮(表層下)の流れ、赤がヒット地点。ヒシャゴ方向とま沖方向でヒットして、岸方向の潮は餌が残った。餌取りはいませんでした。

 ヒシャゴと結んだ線の右側でも潮は左に流れているように見えます。でもこれは表層流です。仕掛けにうったナビの動きが反対方向へ動いているので、おかしいことはすぐわかります。仕掛けが馴染んだ時の潮の流れが本当の、狙うべき潮の流れですが、それは右から左であります。海の中で仕掛けがガチャガチャしないよう、まずは沈めて見ます。エイジア の0に変えて、ヨリモドシがG4負荷でして、プラスガンダマをG4とかつけて見ます。そうするとバンバン沈むようになるのですが、表層流捉えないように沈ませ過ぎて今度は当たりがわかりません。風がなければラインでとれますが、この風では無理です。

 

 

※タックルセッティング
竿マスターモデル2口太MH53
リールとライントーナメント競技LBD / ダイワ ライン アストロン磯 マスターエディション Z 150m 1.65号
浮きと浮きした当初は3尋でエイジア B、次にエイジア LC0→竿1本強でLCのG4に変更(42センチ)その後変更なし 
ハリスVハード2号(2.5ヒロ) ⇨ シーガーグランドマックスFX1.7号(2.5〜ヒロ)
ナビ&ガンダマ終日ナビ(Lサイズ)あり。浮きB浮力=落としG3+G4ヨリモドシ+ハリスG7 →浮き0浮力=G4ヨリモドシ+ハリスG7 → うきG4浮力=G4ヨリモドシ+ハリスG7
ハリテクノグレ6号(42センチ)、5号(35センチ)ほかグレ専用6号(35ー38センチ)

 そこで考えどころです。表層流だけに乗せるんなら同調した気がしますが、すぐに仕掛けが左に行ってしまうし、結局コマセとは合わない。で、仕掛けを馴染ませるには、浮きを沈めたんですが、しぶしぶ状態にするため、少し浮力を上げて、ガンダマ多めにして立たせようと。そして風が強い時はでかい浮きです。そこでエイジア でもLC(ロングキャスト)にします。G4ヨリモドシにG7を中間に打って、これで勝負をかけます。

 

 攻め方としては、道糸の1.65号が完全に風に煽られて、右から左に流れます。ですが、Vハードの2号が道糸よりも比重が重くて、ガンダマをつけることでしっかり潜っていきます。ラインが左にふけて放出されるのは仕方がないとして、もう諦めて、とにかく浮き下に集中するため、ふけさせます。道糸がいかに老けても、浮きしたが張れていれば、何も問題がないからです。おそらく浮き下はしっかり底潮を捉えられています。ナビがいい感じで入っていっているのがわかるからです。

 いろいろ悩みながらでしたが、LCのG4負荷のセッティングがこの日の基本タックルとなりました。8時20分。一匹目が出ました。32、3センチくらい。それまでは餌は取られたり、残っていたり。この時棚は3ヒロ。あまり深くなりすぎないようにしていました。あくまで仕掛けとコマセを同調させたいですからね。

 出足はいいですが、餌取りが見当たらないこと、そしてつけ餌が残ることが増えていたので、1本強に深く探るようにしました。続いて8時45分に42センチ。これが最大の魚。ただしそんなに引かなかった。やや重いかな、という程度。浮きが微妙に水面下をかすめるような動きがあったのを思いっきり合わせた。どちらかというと、堤防からヒシャゴへ向かう潮にのせた。何が出てきたのか?反応なくスパッとハリスが切られていた。尾長だろうか??続いて9時台に40前後の魚を浮かせて、取り込み寸前でばらし。これについては重かった。ずんぐりしたいいメジナだったが残念。その後1時間半は音沙汰なし。サンバソウが1枚釣れました。今日の他魚はこれだけ。全く餌取りがいません。風向きと強さだけ攻略すれば、イージーな釣りです。

 午前10時以降に連発。一旦1時間ぐらい食わない時間帯があって、それは多分干潮潮止まりだったんだと思いますが、そのご動き始めたら、35センチから38センチが数枚、立て続けにきています。竿は立てすぎないよう、寝かし気味にしながら、のされたら耐えるのではなくて、レバーを使って角度を補正し、補正した瞬間に巻きを入れます。それで少しずつ浮かせてくる作戦です。堤防の正面の釣り座を荒らさないように、魚を正面から側面へ回します。そしてタモ入れ。干潮でタモがなかなか届きません。タモの柄GPRの初代の530センチですが、距離はギリギリです。タモはここでは6m、できれば7mあると余裕があると思います。今度は7mのタモを持ってこよう。

記念撮影。どうやらこの日最も釣った人みたいです。伊豆の渡船は10回くらいですが、初めてでした。40センチオーバーも伊豆では初めてかな?房総では何枚か上げてますがー^

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