凍る福岡 天神

 暴風に揺らされる屋台ともちゃんを出て宿へ戻ろうとする。だが薄着で出てきたこともあり、あまりの寒気を感じた私は怖気付いた。タクシーで宿に戻ることにした。


 今回の宿は「リッチモンドホテル福岡天神」駐車場代が一泊2000円という、かなり福岡都心の宿を予約してしまった。そのため外の20時〜8時まで12時間で800円という駐車場に停めたのである。一度部屋の風呂を溜めて身体を温めてから厚着をし再度街へ繰り出した。
 行く当てもなく天神の街を彷徨う。時間は既に22時近くとなり木曜日の天神は人が少なくなっていた。入店したのはともちゃんから比較的近くにある、酔灯屋というビルの2階のお店である。

酔灯屋(天神)
1人用もつ鍋(酔灯屋 天神)

 店はおそらくクローズが近かったが、長いカウンターの1番奥に通していただく。

まだ新年会をやっている数人グループが散見された。1月の三連休前という雰囲気がある。この店は1人客向けのメニューが充実しており1人用のもつなべを頼んだ。そして締めにそばを追加注文。帰りの足は徒歩。朝の天気を確認する。これはヤバい天気ではないか?一抹の不安を感じながらベッドに潜りこんだ。

天神(2025年1月10日朝)

 予想通り朝の天神は道が凍っていた。至る所に自動車事故。そして渋滞。今回のレンタカーはノーマルタイヤ。なお保険はフルサービスとしていたので安心感はある。朝は福岡郊外の喫茶店にてトーストを食べる。そして長浜地区の長浜ラーメン店。
 都市高速は全線で通行止め。そのため九州道にクルマが集まりそこでも渋滞。佐賀の武雄付近まで4時間掛かった。

値上げすぎ波佐見焼

 インターを降りて波佐見町の波佐見焼の販売店を訪ねる。以前自動車旅行で日常遣いの食器を買いだめした店である。今回は何も買わなかった。数年前の感覚に比べて倍以上の値付けになっている気がした。そしてデザインが妙に小洒落ている。無駄なオシャレさが付加された。昔はもっと安く無難に使いやすい器が多かった気がする。
気を取り直して温泉をと目をつけていたところへ向かう。


 有田温泉である。Googleの評価の高い銭湯だ。750円。プールのような冷泉と冷泉を温めた内風呂の2つにサウナがある。泉質はなるほど確かにぬるっとしてはいるが循環なのと施設のチープさがこれではない感を醸し出している。15分で退出。
続いて伊万里のまるきん本店。ここで薪餌用ボイル4袋と氷8キロを調達。ボイルは少ないかなーとも思ったが結局2袋も使わない結果となった。
そしてここから宮之浦を目指すことになる。地図で見ると近く見えるのだがかなりの道のりである。伊万里から結構飛ばして2時間。18時に着いた。

民宿栗山(2025年1月10日)


 民宿栗山という家庭的な宿である。なかなかに豪華な食事。お刺身も新鮮美味であった。お酒はないとのことで今夜はノンアルコール就寝。おかみさんはよくメディアに出られているとのことで非常に人当たりの良い方であった。見慣れたサインがあった。彼は3度も訪れているという。
19時就寝。翌朝は2時半起床である。丸銀釣りセンターには3時半集合とのことであった。


Twitterでフォローしよう

おすすめの記事