九州遠征釣行⑥ 壱岐でヒラマサとクロ狙い~がま磯我夢者 ヒラマサ天剛+ダイワ尾長モンスター

イサキに囲まれた壱岐沖磯の上イズミ

 潮の流れが午前は③からみて左から右で大物の当たりが頻発しヒラマサの当たりもバラしたのだが、午後から図のように右から左に変わりアタリがなくなった。この潮で釣れない訳ではないだろうが、どこをポイントとすればいいかわからない。すると隣にいたお爺さんは小型のイサキに飽き飽きで裏の②に移動するという。わたしも大型尾長グロを釣り上げたもののフカセをやりたくなった。いま1130で残り2時間強だがヒロキューの格安粉が余っている。それを費消したかった。

上イズミのウラ(23年2月下旬、明け方撮影)

 タックルは

がま磯我夢者3-53

トーナメント3000 ライン4号

ハリス3.75号

ウキ 釣研ゼクトM イエロー G2負荷 浮下1本

ガン玉適宜

すると秒で来た

 我夢者は3号なのでそのまま抜き上げである。いちいちタモ網までもってくるのは面倒だしそもそも磯が低すぎて非効率である。太いタックルでごぼう抜きだ。これは40センチくらいである。一方で細タックルのお爺さんは小型に捕まっているようだ。グレ狙いなら3.75号ハリスでは食わないのかもしれない、だが私はガンガンコマセを撒きまくる。足元にコマセを撒くと潮に乗って沖へ流れる。そのため足元へのコマセをまき続けていく。

 すると我夢者を満月を描くかのようないい引き。掛けたのは自身過去最大、50センチに迫る巨大イサキであった。続けて45センチを追加。この島は異常なほどイサキばかりである。後で調べるとイサキで有名な島らしい。この時期のイサキはあまり美味しくないので敬遠していたが、長崎のイサキは冬も美味いとの触れ込みで持ち帰った。

 

その後表向きの釣り座に戻りカゴを再開。一度カゴを沈める当たりがあったがハリ掛りせず。釣りは14時回収、13時15分には終了した。

糸島→福岡空港→西鉄大橋

 1330には片付けを終えていた。その後お爺さんと談笑。色々話を伺っていると、すこし割高だが宗像沖ノ島がいいみたい。釣れるサイズが大きいのと乗れる磯がここより多いので、荒れた時の逃げ場が地磯とかそういうことがないからだそう。こういうところも料金その他に反映されているのだと思う。

 だが2日続けてやってみて、さすが九州と思うと同時に、公共交通機関のみで来れる伊豆諸島の堤防や地磯も捨てたもんじゃないなと再認識できた。

 港で1500解散。続けて釣具店「中原釣具店」にて100円の氷を3個購入、45リッターのシンクートランク大将にぶちこむ。昨日かめやで買った氷はほぼ溶けずに10キロあるし、ここで買っても追加した分はほぼ全て飛行機にのる前に捨てるのだが、まずは一気に魚体を冷やすためだ。この後は昨日の下道による渋滞の反省を踏まえて、空港まで高速でひとっ飛びである。

 

 と行きたかったが、キーパーバッカン(45バッカンとタックルバッグをマトリョーシカ)を別に宅配便にて送りたくかめやでこれらを洗浄。その最中近所のおじさんに釣れたかどうか聞かれる。またすぐ都市高速に乗り込み空港へ。空港で手荷物預かりをしてもらうのと、キーパーを宅配してもらうのだ。空港は30分だけ駐車場無料とのことで手続きを急ぐ。

 まずキーパーは東京までの送料が2160円。配送はゆうパックである。続けて機内預かりはロッドケースとクーラーの2点とした。先ほど買った氷を捨てて氷の重量を5キロ程度まで減らす。それから機内預かりだ。

 

 このとおりロッドケースは6キロ、クーラーは14キロ弱となり、合計でギリギリ19キロ台で検量クリア。すぐに空港を出て西鉄大橋へレンタカー返却へ向かう。空港から大橋までは距離的に近いのだが、かなり道が混み合っており、福岡そのものが慢性的な渋滞都市なのかなと思うようになった。

西鉄大橋駅 「焼きとり82」

バジェットレンタカー大橋店(COSMO石油)でクルマを返し、大橋駅から福岡空港まで電車で戻る。荷物はデカいリュックサックだけとなり、磯釣り師としてはかなり身軽な体制になった。まだ時間はあるので酒でも飲むかと大橋駅付近を徘徊する。天神だとまた来る機会はあるだろうから、あえての私鉄駅のマイナーな場所で飲みたいのである。

大橋は比較的大きな駅の割に住宅街のせいか居酒屋は少ないが、いかにもありそうな駅前の狭い通りをさぐる。すると

焼きとり82 (福岡 西鉄大橋駅)

 店内を覗くとかなりの人の数である。1人ということでカウンターは予約アリとのことで狭いテーブルに通されたが、わたしの後から来た人たちは予約なければお断りであった。というか今日は月曜日だぞ?今回はまったくGoogleマップは使わずに雰囲気だけで選んだ。こういうときのほうが満足度が高かったりする。生ビール二杯、お酒1つ、焼き鳥8本ほど注文。会計は3500ほどとかなりのリーズナブルさであった。

ワインと合わせる 尾長とイサキの調理

 帰宅して翌日に調理した。初日は刺身、翌日は洋食にワインとした。尾長はかなり脂がのり味わい深い。

尾長グロの刺身
イサキのムニエル
カルパッチョとクリームパスタ

 イサキについては正直非常に淡白な味であり刺身では物足りなかった。イサキはやはり産卵期間際の5月以降である。上イズミも夏場のイサキの夜釣りが盛り上がるとフカセのお爺さんから聞いた。今回どこかへマイルを使った遠征釣りはなんとか成立、成功した。だがこれは選ばれた場所が福岡という、利便性と釣りの双方に恵まれた立地であったことも大きい。今後どこかへマイルの有効な使い方についてさらに検証を進めたい。(九州遠征釣行 おわり)

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