大型口太&尾長にピッタリ‥がまかつ 「がま磯スーパープレシード1.75号」インプレ
がま磯スーパープレシード1.75号(式根島)

がま磯スーパープレシードとは??

式根島地磯(22年12月)

 ラインナップは0.2号、0.6号というチヌ用、1号、1.25号、1.5号という主に口太用、1.75号、2号という主に尾長用があり、それぞれ5mと5.3mならびに一部号数にはロングスペシャルとして5.8mを用意。2号より上の号数がないのだが、そこはマスター尾長や新しく登場するであろうアテンダーIIIのメイン戦場とさせるために空けているんではないかと推測。

がま磯スーパープレシード どの号数がいいか?

 わたしの候補は1.25より上の号数。狙いは1.5だった。しかし1.25と1.5のそれぞれ53は号数の割に元径が太く感じられる反面、穂先に掛けて一気に細く繊細になり手持ちしていると穂先はずっとプルプルしており、柔らかい竿の特徴だとは思いながらもどうしても馴染めなかった。そこで穂先から手元までしっかり纏まったバランスに感じられた2号あるいは1.75号こそが良いのではないか?との結論に達した。

 もっともこの竿で多く売れているのは日々の釣具店観察と釣具店員との会話からグレ竿として一般的な1.25と1.5と推測されるので、わたしが受けたような感覚はあまり他の人にはないのかもしれない。2号は離島用に16トーナメント2-53HRがあるし将来アテンダーIIIが出たら2号または2.25号を検討したいという気持ちが芽生えたため、伊豆諸島北部や神子元・下田沖磯のような準離島、時期や状況によっては伊豆半島地回りでも使える1.75としたのだった。

スーパープレシード 元径サイズは非公表

 スーパープレシードの元径の太さの表記については化粧箱に表記されておらず、非公表となっている。がまかつはもとよりほかのメーカーも先径も元径もカタログ表記するはずたが、それを隠すのは釣竿公正取引のルール的にクリアなんだろうか?? スーパープレシード1.75号は、16トーナメントの2号と比べて気持ち1.2ミリは太いように感じられる。ただしそれは釣竿のキャラクター、味付けの違いであると当方では解釈することとなる。

伊豆諸島式根島で実釣 がま磯スーパープレシード1.75号で47センチ

 がま磯「スーパープレシード1.75号」を携えて伊豆諸島北部の式根島の地磯を訪れた。タックルは以下の通り。

式根島地磯(22年12月)
  • がま磯スーパープレシード1.75号53
  • トーナメント磯2500スプールSH
  • 道糸 サンライン 2.5号
  • ハリス ブイハード2.5号 
  • ウキ エイジアLC B負荷
  • ハリ オーナー速攻グレ6号

 サラシの中から型ものがヒットした。レバーではなくドラグのみでやりとりし上がってきたのは45オーバーのクチブト。尾長ではないが50に迫る口太のパワーでも竿を立てるだけで手前の根に潜られず浮いてきた。

がま磯スーパープレシード (式根島地磯=22年12月)

 ここでスーパープレシードの先径の細さの割に元径が太い理由が垣間見えた気がした。穂先と2番までは敏感かつ繊細で小物が掛かればここで仕事をするのだが、力の強い魚が掛かると元上までしっかり曲げて魚を締め上げるのである。

 しっかりタメて起こすため3番4番は剛性がなくてはならず、そのため手元に掛けて太くなったのではないか。元竿の不自然な太さを隠すために、グリップエンドにゴムの出っ張りを遇らえたように思えなくもない。本当は素材の中身で勝負して元竿まで細くしなやかに仕上げて欲しかったが。そのあたりのバランスの部分は近く発表されるであろうアテンダーIIIが担うのかもしれない。

 

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