クルマに磯釣り道具一式を詰め込んで、到着したのは秋田県・男鹿半島。
まずは釣り場に近い店に向かう。
店主らしき人に相談。
「どんな釣りするします?フカセですか?風が強いですよ」
台風18号が近づいていた。おそらく翌日の釣りは無理だろう。風は強いが、今日やるしかない。
「場所は決まっていますか?カモとトガの2箇所ですよ。今日の風だとどっちがいいかな…」
渡船店に電話していたことを伝える。
「それなら、そちらの渡船屋さんが宜しいですよ。(船頭は)フレンドリーな方だから、初めて来た人ならとくにお奨めできますよ」
オキアミ2枚と集魚材を購入する。
お店を見回すと、ほかの地域のお店のつくりとは随分異なる。ある種変わったお店だ。
がまかつ製品がやけに多いのだ。東京では当たり前にある、ダイワ シマノがほとんどない。
「フカセ用品の品揃えは秋田一ですよ。がまかつ特化ということであれば、東日本一じゃないかな。ま、店みてってください」
私もほぼ全国釣りに出かけたが、質、量とも東日本どころか、日本一かもしれないと思った。
丁寧な接客に好感を持てた。