伊方原発付近の磯「トルマ鼻」に取り残された磯釣り師が干潮時歩いて生還

(画像はYouTube神無2764さんより)愛媛県西宇和郡伊方町の磯で釣りをしていた釣り師が24日、一時取り残されて118番通報した。当日は大寒波が押し寄せ風波が強い状況であった。場所は地域で有名な地磯なのだが、風とうねりの強さから背後に波が迫っていたのだと思われる。

 場所は沖磯ではなく、地磯の「トルマ鼻」。ここの釣り座は海に向かって一段高くなっている。帰り道との間は低いので波が被り島のような状態となっていたのだろう。

 だがそのうち潮が引き、うねりは残っていたものの干潮となったタイミングで自力で歩いて帰還したという。釣り師は生きるか死ぬかのドキドキだったことだろう。そんな危険な状況になるまで釣りするなよと思うがおそらく爆釣モードに入っていたので引き返すに引き返せなかったのだと思われる。どこの誰だか知らないが生還を祝したい。

24日午前、伊方町で釣りをしていた男性2人が満潮で一時、磯場に取り残されましたが、約3時間後に潮が引き自力で陸地に戻りました。24日午前11時ごろ、伊方町二見の鳥津漁港の近くで磯釣りをしていた男性から「満潮で戻る道がなくなり、波にさらわれそうだ」と救助を求める118番通報がありました。松山海上保安部によりますと、男性2人が港から北西約400メートルの通称「トルマ鼻」と呼ばれる磯場で釣りをしていたということです。海上保安部や地元の消防は陸側からの救助を試みましたが、強風と高波の影響で難航。その後、午後2時ごろ潮が引いたため、2人は自力で陸地部に戻ったということです。2人とも命に別条はありません。

FNNプライムオンライン

【1.25追記】上記に奇跡の生還と書いたのだが地元県紙である愛媛新聞によれば暴風高波警報中にも関わらず釣りをしていたと報道している。救助者からの実直なヒアリングも的をいている。

 救助中の様子の撮影に緊迫感があり報道としては写真をより評価したい。しかし沖からどうやって撮ったのだろう?ドローン撮影だろうか??

この冬一番の寒気が到来した24日、愛媛県伊方町二見の磯場で男性釣り客2人が満潮により動けなくなり、松山海上保安部や八幡浜地区施設事務組合消防本部などが救助出動した。2人が釣りを始めた早朝には一帯に暴風・波浪警報が出ており、ベテラン海保職員は「無事で本当に良かったが、こんな日に釣りなんて」とため息しきりだった。  海保によると24日午前11時ごろ、鳥津漁港近くに西条市から釣りに来ていたいずれも30代の会社員2人から「波にさらわれそう」と118番があった。消防緊急車両と海保巡視船に加え、第6管区海上保安本部(広島)のヘリコプターが出動した。

愛媛新聞

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