週末が近づくと、天気予報が気になります。釣り師の性(さが)でしょうか。
釣りする上で参考になる天気予報とは何でしょうか?
それは日常生活で気になる雨か晴れかどうか、ではなく風です。風の強さ、風向きによって海が荒れるかどうか、予想ができるためです。
私がいつも利用しているのはこれまでGPVでしたが、予報(予想?)が外れることがしばしばあり
多分月500円くらい払っていると思いますが、アプリの「海快晴」に変えました。
今のところ、かなり精度は高いと思っています。
それでチラチラチェックしていますと、今週末は珍しく西風が吹きません。
北北東から南に変わる予報。
どこに行きましょうか?
千葉外房・太海の新海荘に電話してみます。土曜は定休だが、日曜は出ますとのこと。
でも太海はいい磯とそうでないところのギャップがありすぎる。クソ磯だと地方(じがた)と変わらんとこもある。
それにここでの例会は近いし。
私はアクアラインが出来て東京(区部南部、川崎)と近くなった房総半島へよく行きます。
ポイントは都区部からの距離感です。
鴨川や勝浦まで片道90キロくらいです。しかも高速代はアクアが800円、そのまま館山道を使うこともありますが
深夜時間帯なら下道で十分です。千葉は下道の道路網が発達しているので、高速使わなくてもそこまでストレスはありません。
で、料金はどうなるでしょう。
金田で下道降りて、R 16経由の鴨川有料、房総スカイラインは無償化したので、
往復高速代は1600円、往復ガス代は1500円くらいの計算です。
真鶴とほぼ同距離で高速代が浮くので、真鶴よりも南房の方が釣れるでしょうから、千葉がファーストチョイスです。
それが今回行くことにしました伊浜ですと、片道200キロ、往復高速代は5000円強(東名;東京〜沼津、伊豆縦貫道:1200円)、往復ガス代は3500円くらいの計算です。
交通費は外房だと3100円ですが、南伊豆だと8500円ぐらいになってしまいます。
下田方面(東伊豆や真鶴など含む)へ行くのに私がよく使うのが、
第三京浜(玉川から保土ヶ谷)⇨横浜新道(保土ヶ谷から戸塚終点)⇨国道1号(戸塚から藤沢)→新湘南バイパス(藤沢から茅ヶ崎海岸)→国道1号(茅ヶ崎海岸から大磯)⇨西湘バイパス(大磯から石橋)→国道135号(石橋から下田方面、真鶴道路、熱海ビーチラインは使用せず)
これで片道1410円です。東名から伊豆縦貫道路を利用するよりも1000円強の節約です。
東名ルートに比べてそれほど回り道でもなく、割と直線距離に近いです。深夜の移動で3時間半くらい。なお東名沼津経由でも3時間は掛かります。そんなに時間は変わりません。
下多賀から国道80号で亀石峠経由、修禅寺に入って大平ICから天城IC(無料区間)、136号で土肥峠超えて、そのまま西伊豆の海岸線南下でもいいかもしれませんが。走りやすい(比較的?)135号南下ということにしました。
先だっての妻良の釣果が思いの外よく、そして伊豆半島の西側が私にとって未開の地でもあり
上記のルートで移動しての西伊豆方面と決めました。
渡船屋に電話します。まず妻良の市丸、そして田子にも電話しましたが、予定している日曜日はいずれも大会などで一杯とのこと。
そこで私の中では謎めいた存在の伊浜へ向かうことに決めました。
伊浜の宝洋丸さんです。前日土曜日朝電話し、午後には30名の枠がいっぱいになり受付終了となりました。
途中真鶴の青木釣具で餌を購入。オキアミ3キロ2枚、あみえび2キロ1枚、パン粉とヌカを1つずつ。それに手持ちのグレベースと混ぜ合わせます。
青木釣具には深夜0時に到着。しかし解凍中のオキアミと釣人の数にはびっくり。
解凍コーナーには、ONIGAKE(鬼掛)の真新しいキーパーバッカンやらバッカンが並んでいます。聞くと、ONIGAKEの大会がどこそこでやるからとのこと
。そしてがまかつのイベントなのか、支部なのかわかりませんが、大会がかぶっているらしい。
熱海、伊東、伊豆急下田駅前と通って南伊豆・日野交差点の餌やさん「南礁」前に午前2時すぎにつきました。
しかしここも駐車場がいっぱい。南礁は3時の開店前に行列といった感じです。
とにかく釣り人が多かったですね。
そしてコンビニでパンを買って、妻良を経由して伊浜の港へ。遠いです、伊浜。疲れました。
シートを倒して眠ることにします。
しかし、寝過ぎて目が覚めたのは6時50分。しまった。もう船は出船した後です。
詫びを入れるため船長に電話しますと、「現在磯に渡していまして、7時半に戻るから」とのこと。
無理をお願いして、「2番船」で渡していただくことになりました。ありがとうございます。
宝洋丸さんですが、言葉遣いや物腰がかなり丁寧な船長さんでびっくりしました。
この丁寧さは私も全国で釣りをしていますが、初めてかな?怒ったら逆に怖いのかな。
それと後で回収の際に感じたことですが、なんとなく常連さんも品のいい、穏やかそうな方が多い印象でした。
名簿には沼津、浜松、下田、神奈川県内の方などで、一番遠くて埼玉の川口の方でした。
流石にここは伊豆の秘境ですからね。