加茂漁港にたどり着く。
このエリアの渡船のシステムは少し独特で、デマンドレスポンス型。
港についたら、船長へ電話し、随時渡してもらうスタイル。帰りは、夕方前なら何時でもいい。
渡船屋の船長のケータイに電話を掛ける。
何度か鳴らした後、「運転中です」のアナウンス。手短に用事を伝える。
そして、船が沖から戻ってきた。
恰幅のいい船長に、自分の狙いは黒鯛であることを伝える。
瀬渡しできるけど、風強いよ。風を背に受けてやってもらうことになるけど。
了解。
船は出発、うねりがあるなか、快調に飛ばしていく。
波の飛まつが飛んでくる。
渡してもらったのは、黒鯛がよくでる場所ということで、苗代島(なしろしま、通称ナシロ)という島だ。
ここの、北側の水道を狙えという。水深は際で6mくらいだろうか。
早速タックルを準備した。