釣行か?温泉か?悩むグダグダ磯釣り師の週末②

週末の風の予報は概ね凪であった。冬場は難攻不落の離島・利島にすら行くことができた。東海汽船チケット所有者の私にとってはこのタイミングで行かなければならなかった。

だがいろんな誘惑、あるいは福岡遠征で少し満足したのかもしれない。心が妙に充実してしまったのか。気温が20度を超えて3月半ばというのに桜が開花。本格的に冬から春へ移ろうと、磯でコマセを撒くという行為についてあまり気乗りしなくなるのだ。

紙ヒコーキ爺さんの公園で

釣りへ行く気持ちが少しずつ萎えていき、この週はまったく失せていた。

 土曜日は早朝から近所の公園へ出かける。ぐーちょきぱー子とバドミントン。少し風はあるが

 この公園には著名な「紙ヒコーキオジサン」がおり、長年続けておられるせいか、同世代の爺さんたちも子分のようにこの人といっしょに紙ヒコーキを飛ばしていた。

 紙ヒコーキを飛ばし、落下地点まで歩いて拾いに行くのが彼らのルール。そのためシニアにはウォーキングとしゃがんで掴むという行為がいい運動になるのだという。齢90の方も頑張って歩いてらっしゃった。

 グループの近くでバドミントンをし、さあ帰るかと帰りがけにメインのお爺さんから、これプレゼント。と、ぐーちょきぱー子は紙ヒコーキをゲット。よかったねぇ。

 紙ヒコーキは厚手のチラシを折っただけの実にシンプルなものだった。公園駐車代金400円。

昼カラオケ→酒→夜カラオケ

 その後帰宅してから電車で馴染みの蕎麦店へ向かい、現地でカペリンと合流。お会計5900。ビールと唐揚げ、天せいろをシェア。

 続けて隣駅まで移動してカラオケ。昼間のカラオケという健全なのかなんなのかわからんが。お会計カペリンもち1980。

 帰宅するまでもなく途中下車し、続け様に酒屋。会計1500。

 その後ぐーちょきぱー子を家に残したカペリンと焼肉店7500。さらにそのあと夜カラオケ2000。地元で激しく行動しかつ消費した。無駄金だとは思う。だがなんとか半年やってこれて心が満たされていたのかもしれない。

館山港のチヌ狙い

 グダグダかと思いきや翌日日曜日は釣りへ 1030アクアラインで千葉へ。上りのアクアは大渋滞であった。こんなに千葉へ行くひといるの?と思いきや、クルマ4台巻き込む玉突き事故の処理のため。

 事故にあった人は途方に暮れていた。死者はいなかったみたいだが、バンパーは完全に凹んでいた。館山道に乗ってなんとか1150富浦インター前のとみうら亭。ここも大人気で30分まち。地魚三種の海鮮丼。会計4500うち3000負担。

 近くの岩壁でぐーちょきぱー子と釣り開始。今回はノッコミ黒鯛狙いと告げていたが タックル紹介もする気が失せるほどの生命反応のなさであった。

 ぐーちょきぱー子は寒そうにしている。なんの反応もないから飽きもしてくる。岬の先端まで行くもあたりすらなし。小魚ばかり群れていたのだが、彼らは付餌には反応してこない。なんだかスレてる堤防である。

 3時間で撤収。近くのスーパー銭湯へ立ち寄り、中で食事して仮眠して2300帰宅と相成った。

 知人が金曜日にどうしても海を見たくなるということで、その日の夜にメバリングに出掛けたのだという。たしかにウィークデー、都心のビルにて過ごしていると、そういう衝動に駆られることはある。いやいつもそうだ。彼は仕事終わりにクルマで30キロ走って横浜の海を目指した。その気持ちはよくわかる。

 私の場合は最悪海で無くても水面を見れば落ち着く。だから温泉や銭湯でも大丈夫だ。ただしそれでもやはり海には敵わない。千葉の釣れない海だったがそれでも心は満たされた。週末をグダグダだけではむしろ疲れてしまう。できれば金曜夜から出撃することが、疲れを癒せるポイントなのだと思う。

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