石廊崎の磯釣り渡船客がクレバスに落ちて歩行不能となるも生還 ドクターヘリで救助
下田沖磯・横根(23年1月9日)

静岡県南伊豆町の石廊崎沖で、釣りをしていた神奈川県の男性(67)が岩場の割れ目に転落する事故があった。男性はドクターヘリで病院に搬送され意識はあるとのことである。生還したのでよくリハビリして磯に立ってもらいたい。石廊の渡船は喜美丸と宮島丸が渡している。

提供 静岡第一テレビ

7日午前10時ごろ、石廊崎沖の磯場に渡る渡船の船長から「釣りをしていた人が転落し、歩行不可になった」と第三管区海上保安本部に118番通報がありました。男性は磯場に渡って釣りをしていましたが、岩場の割れ目に転落した、ということです。「助けて」という叫び声を聞いた友人が駆け付け、救助しようとしたものの難しく、渡船の船長を通じて118番通報したということです。男性は1時間後に海上保安部の救急隊によって救助され、ドクターヘリで病院に搬送されました。現在治療中で、全身を打ち、頭に傷を負いましたが、意識はあるということです。

事故にあった磯釣り師は友人と2人で釣りに来ており、金切り声ですぐきがついたのだ。これがソロで地磯であれば助かったかどうかわからない。沖磯であることの利点でもある。

提供 静岡第一テレビ

石廊崎沖磯の特徴

事故があった磯「上潮島」(石廊崎)

筆者はあまり石廊崎にはいかないのだが、一度乗った「大根」の印象でいえば基本は高い磯で、それ以外の磯も結構切り立った磯で、高低差があるのである。つまり足場がよくないのだ。

事故があった石廊崎 上潮島(提供 静岡第一テレビ)

 そのためポイントを探ろうと磯を回ろうとするとかなりへつりながらやることになる。混んでいる時などは特に船がつけた場所で粘るのもマナーの一つだろう。事故にあった人はおそらく足腰に自信がある方とお見受けするが、沖磯で落水以外で事故るとは相当でもある。南伊豆で低い磯は大瀬か下流がいいのではないか。

 その後の情報で乗った磯は「上潮島」であることがわかりました。ちょうど岬の先端の灯台の下の地磯「水平場」のすぐ手前の地方寄りの沖磯です。石廊崎の先端が迫っているのでドクターヘリの救出は難しかったのではなかろうか?

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事