「ホームでの借りはホームで返す」

(その5からつづく)
あまり実績のない磯となってしまいテンションは落ちまくっていたが
狭いワンドで勝負

したらどうよ!
天狗ウキがスパッと消えた
微妙に浮く天狗ウキなんだが、消えた瞬間のこの気持ちの高鳴りよ
すかさずあわせる
グッと強い引き
こっから勝負だ
えっ、ほんとに強いよこの引き
マスターモデル尾長Hの穂先が海面に突き刺さった
糸はださない
引っ張りあげる
よし、マスターモデルのこの腰の強さ
向かいの暇そうにしてるオジサン釣り師にこれ見よがしに見せつけよう
天狗ウキで天狗状態
「うぉーしゃヒットおー」
見せつけるため叫んだつもりが波の音でかきけされたようだ
まったく竿を曲げている様子のない向かいの磯の釣り師は
暇そうながら自分の釣りに集中してるようだった
そのときだった
潜られた
しまった
そんなとき、ゆっくりゆっくり負荷を掛けていくことで穴からでてくるみたいなことをきいた
ゆっくり
ゆっくり
でもマスターモデルのゆっくりはかなり強いみたいだった
その瞬間
「パーン」
グレが口から離した
おしまい
この場所はおしまいだ
マキエまく
オセンがくう
マキエまく
オセンがくう
たまにボラがくう
このくりかえしだ
もうこの釣り座はむりだろう
そこで
釣り座を替えたが、反応はなし
こっからもう後の文章は短いが、残り時間四時間半が以下のようなかんじ

本流らしき流れのある幅は30mくらいある海峡の流れにのせてみる
左から右へ、速くはないビミョーな本流
あ、なんか反応あるぞ
エサだけとられる
よーしこんどは合わせた
なんだ?ダツか?
人生初のサヨリ~
そして
サヨリにサシエばかりとられ、マキエもなくなり
磯あがりの30分まえ、一時半
釣果はこんなもんだった

少ないけど、他の磯では悲惨な磯が大半であった
釣れた磯も25~30に満たないグレが複数釣れたかんじ
最大魚は40cmちょいのクチブト一枚
この日のチヌはおれだけだったんじゃないか?
帰りの船で釣り師はみな疲れきっているようにみえた
疲れていても釣れてたらどこかニヤニヤしてるもんだ
顔をみれば釣果なんて聞かなくてもなんとなくわかるものだ

そして刺し身にしてみる
酒は秋田の「十文字」これはかなりうまいしかもやすい
チヌの刺し身にはやはり日本酒である
ちなみに5日後に作って食べた刺し身がこれ↓

初日は全然味がしなくて、あまり美味しくはなかったが
5日目の刺し身は本当に旨かった
初日より臭みもない
しっかり締めて血が抜けたことがよかったんだろう
ところでここの釣りの感想としては
「あまり釣れるところじゃねーな、朝しかアタリなかったよ」
である。
でも近いからまたくるんだろうな。海苔メジナにも挑戦したい
次回は八丈島で
(茅ヶ崎沖磯でメジナ狙い 完)

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