西伊豆 田子沖堤防釣行 秋のかご釣り両軸遠投 1

 やはりウィークデーは息が詰まるのか、仕事中から休みが恋しくなるのだ。ついいまさっきも週末の風の予報とにらめっこ。先週末は西の爆風だった。しばらく風は続いていたのかもしれない。この西の風は金曜日に止んで東に変わる。そして土曜から日曜に掛けてほぼ止むことがわかった。

 金曜日はノー残業デイらしい。先週金曜はすこし残っていただけで直属上司からさっさと帰れとうるさく言われた。定時をたったの5分過ぎたぐらいのタイミングである。発破を掛けるのは何か理由があるのだろう。当方の部下は残業していることもあるので複雑な感情も抱く。だが受け入れておくのが吉だ。残っている人は残業代がおそらく出るのだと思う。そういう規程なのである。

釣行先として考えていたのが西伊豆の田子地区である。東京から南伊豆までクルマを走らせるのは金曜の夜、早朝土曜日はつらい。だが途中の西伊豆ならそうでもない。どんどん道が良くなっている。箱根を超えれば南進を続ける伊豆縦貫で土肥峠はすぐそこだ。

 西伊豆釣行はサンラインの大会があった仁科や、とびしま丸の小下田は何度かあるが、これまで田子はゼロ。田子の渡船の福由丸には過去何度か電話していた。だが毎回例会などの理由で断られていた。人気があるね。あるいは別の理由があるのだろう。毎回1人だからだろうか??ところでもう一つ渡船があるのをネットで知り電話してみた。

自宅から西伊豆田子まで箱根峠超えで170キロ。夜中走っても3時間以上掛かる。

万集丸である。ワンコールしたかどうかですぐご主人が電話に出られた。釣り物の種類と上物か底物か狙いを聞かれる。いまは西風が強いのだが金曜の晩には東に変わる。ただし土曜朝の段階ではウネリが残っているから、朝は磯には渡せないかもしれないという。おそらく朝は全員堤防かもしれない。

 だったら沖堤防がいいね、日曜日もやるのならその時は磯がいいですよねということで、土曜日は終日沖堤防ということにした。渡船代も磯よりすこしだけお安い。

堤防ときいてただのフカセもなんなので、かご釣りをやることにした。翌日磯に渡れればフカセにする。かごとフカセで荷物が2釣行分になるから大荷物になるが、準備がんばろう。

ご主人は受け答えがスマートなのと、なかなか丁寧なご回答である。船はそんなに大きくはないから揺れそうだが、まぁおそらくは平気でしょう。時期的には11月でまだ底物シーズンである。だが今回はかごを含めて上物をやる。餌取りだらけのあったかい海だろうが、まずは釣りのリハビリ兼ねてやってみましょう。

 最寄りの駅で故障した磁気定期券を新券に切り替える手続きを行った。これをしなければアプリのPASMOに移行ができない。このために金曜の夜の締めたカウンターを開けることになってしまいいたく恐縮である。自由に外を出歩けない身にとって、時はただただ忙しなく過ぎてゆく。

 

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