現代の磯釣りには野性味が感じられないー渡辺美里の「夏が来た!」(91年)と当時の磯釣り

渡辺美里の動画をこの夏頃よく観てました。そして夏が来た!なんかを観ているうちに、彼女の当時のアルバムを聴きたくなり、配送の素早い通信販売業者から91年当時のアルバムを購入したのでした。

中古で紙ジャケですけど、状態よくないですか??あまり人が触った痕も感じられない。これ30年前の発売のCDですよね?再発とかではなくて。これは紙でもバブルのころだから、いい素材使ってたんでしょうか??

なかなか彼女、いい女ですよねぇー。当時何歳くらい?25歳くらいだろうか。ちょっと大人っぽい顔だからわかりにくいけど。この人のピークはたぶん89年〜92年くらいなんだろうと思う。サマータイムブルースより後のヒットをあまり記憶してない。

で、なんでそんな話からかというと、この91年で発行されてたある雑誌を目にしたからでした。環境に優しい本屋さんにて、210円という価格で、磯投げ情報(メディアボーイ発行)の前身(海悠出版発行)の前身である「磯・投げ・堤防」(大陸書房発行)の91年当時の雑誌が置かれていたからである。定価は560円とあるから、令和の現代に210円という価格を維持しているのに違和感がありまくりでしたが

渡辺美里の上の写真と同じ時代。CDジャケットはいまの時代でも通用しそうだけど、磯釣りはかなり時代を感じます。まぁーこの表紙ではわかりにくいけど、このあと出てくる釣りファッションがなかなかダサめなんです。しかし渡辺美里、輝いてたなー。

こんな服、もう売っとらんがな笑 今の時代にこれらが売られていたとしても、だれも見向きもしないでしょうね。当時の釣りの服は作業服、工事の業者の服みたいな感じですよねぇ。でもこれで本来はいいんだけど。服は釣果には関係ないですから。とはいえ釣具業界もこういうセンスない人たちばかりだった釣り人にどうやって服売ろうかと考えたんでしょうねぇ。

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ブルーオーシャン状態だったといえば、そういうことになります。このあと九十年代はダイワやリョービが派手な色、赤とか青とか黄色とか原色の出したりするはずです。平成の半ば以降は、今の令和に繋がる、黒とか白とかのモノトーン、そして差し色で赤という地味目な雰囲気となり、令和に入る前後でファッションに「バブルブーム」がきて、全身黒づくめだったのが、金が入ったり。まぁスタイリッシュになったんかな?この30年で。ずいぶんと変わりましたよねー

 で、現代の磯釣りがどんどん見かけでスタイリッシュになっていく一方、失ったものってなんでしょうか。上の写真、どなたかわかります?この方。お若いですよねぇ。当時35歳と紹介がありました。すでに50歳くらいの貫禄がありますよねえ。この方は雑誌の発行元である「大陸書房」でアルバイトしてたこともあり、「磯・投げ・堤防」編集長就任の打診もされたそうだが、自分は一生釣り師でいたいと断ったというエピソードがあります。



 なんだかーこの人も初々しいですねぇ。高橋氏。こういう人がスターなんですよ。いまはこういう雰囲気を持つ方がいなくなりましたね。釣りはうまいんだけど何か人間的な魅力が欠けている人、魅力はあるのだろうけどテレビからは今ひとつ伝わってこない人。服は派手だがキャラが地味とか。釣りそのものも小手先ばかりで23センチのメジナをいかにたくさん釣るか。みたいなのが釣りロマンあるのかね、っていう。メディアから伝わってくる磯釣りは、野性味が感じられないんだよな。で魅力的なのは24時間釣りします!みたいなYoutubeだったりするのかもしれない。でもキャラクターはYouTubeにもいない。ヤラセばっか。本物のYoutube磯釣り師はまだお目にかかってない。

美里さんは、ラッキーというアルバムでした。

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