紛い物には騙されるな!マルキュー パワーマゼラーMQ01というコマセミキサーの至高
マルキュー パワーマゼラー

マゼラーの必要性

 バッカンに撒き餌を入れて撒きながら釣るのがフカセ釣りだが、その撒き餌を作るのにはコツがいる。オキアミやアミエビなどの生の餌と、パン粉やマルキューなど粉メーカーの配合剤を混ぜるのが一般的だが、それをどう作るかだ。

 人それぞれだが、柄杓に取ってそれを遠投にせよ近投にせよテクニカルに投げられるようにしないといけない。コマセの成分(適切な水の量を含めて)が最も大事になるが、同じ材料を使ったところで捏ねの過程で仕上がりが違ってくる。

 そこで気になるのがどのマゼラーを使えばいいか?というところだが、そんなものにどこまで金をかけられるか?だ

私が使っているのは、タカ産業のマキエスコップである。どこの釣具屋に行っても大体1000円台そこらで買える。エッジはステンレス製だがサビには弱いようで釣行後は真水で洗わないと錆びる。金属の品質としては微妙なのかもしれない。柄は木製で経年劣化によって割れが生じる。

 だが、値段は安いし、その割に剛性がしっかりしており、加えてこのエッジの微妙な丸みがバッカンを傷つけにくくなっているのがいい。片手でもバッカンの中のコマセを攪拌し丁寧に練ることができるが、完全に攪拌させるにはエッジを底まで突き刺してから上へ持ち上げないとしっかりとは混ざらない。なぜならただのスコップだからだ。本来のマゼラーとは異なる。

 じゃあマゼラーかとなるが、メーカーも商売だから仕方のない部分があるとはいえ、消費者を騙すような派手な形状や価格の商品も散見される。例えばある会社の商品は、もともとのシリーズの価格は5000円そこらなのに、その大きさを変えただけで15000円とはいかに?もしかしたらさらに大きいモデルを出して30000円とかにするのかな??

写真にあるメーカーの商品はシャフトとブレード(刃)の連結はねじになっていて、捏ねているとネジがたわんで、外れてしまうのである。外れるたびに付け直すのだが、バッカンに手を伸ばすのでその度に指先が汚れる。そこで新しくブレードがズレない商品「ネバスコ」を発売した。シャフトを短くグリップを長くしたことも特徴。価格は15000円ぐらい。ブレードは大きくなり材料が混ざりやすくなり、ネジが外れる心配もないそうだ。

だがこの価格設定はおかしくないか。

プロ山本 高級マゼラー「ネバスコ」

 同じだけの高機能・剛性をより手頃な価格で

 だったら 同じ機能でシャフトを短く、グリップを長く、ネジはずれの心配もなく剛性感もあって価格は3分の1以下ですよ、という商品がある。メーカーはマルキューだ。本物の釣り餌メーカーの商品であり間違いはなさそうだ。

 この商品、色んなマゼラーを買って散財してきたが、ようやく終着点に来たという人もいる。それがマルキューが発売したパワーマゼラーである。アマゾンの口コミにはこのような投稿があった。

「ほどよい中抜き、幅、長さのブレード。軽い力でよく混ざる。両手でも片手でも握りやすいグリップ。EVA製で堅さも絶妙。気に入らなければ手に合わて削ることも出来るでしょうね。おそらく。固め解凍のオキアミブロックを切るときも上からズパっと力を押し込みやすいグリップ。シャフト部分が短いのでたわむこともないです。コマセがある程度混ざったならゴッソリすくいあげれる形状。スコップ型の利点を兼ね備えてます。40センチバッカンにギリ収まる。全長とブレードの長さ、幅、グリップ長さ、太さ、形状、すべてが絶妙のバランスで、、、とにかく壊れる気がしない。(これ重要)」

アマゾン

 動画でみたマルキューテスターの口車に乗せられて、買ってみた。購入店舗は神奈川の釣具店で、購入価格は3650円ほどだった。ペイペイのキャンペーンでこのうち30%がペイペイポイントで還元される。だから実質3000円以下で購入できた。バッカンは40センチで、内部にぶち込んでみる。

 このように、きれいに治るかというとそうではない。エッジを底につけるとグリップは宙に浮く。斜めにしか入らないのだが、そのほうがコマセにグリップが直接触れることが減りそうでむしろその方がありがたいかもしれない。

 想像よりも全長が長く、スリムな筐体だ。このスリムさがコマセをこねるときに真価を発揮するのだろう。コメントにあるように剛性感は半端ない。グリップが長く厚く、シャフトが短いのは操作性の良さに寄与するだろう。

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