大阪と三重の邂逅① フィッシングショーOSAKA2023と吹田・サニーストンホテル

大阪フィッシングショー 準備編

 今のメイン収入獲得先である組織体は日々バタバタ忙しい。そのため前のジブリ的仕事に比べ月収が数万円アップしたこともあるが、ウィークデーを中心に外でカネを使う機会がみるみる減っている。月〜木の夜の食事はスーパーの半額の惣菜とかである。朝も早いからそれで済ませてしまう。そのため銀行口座には余剰が生まれているのである。

 前の余裕ある仕事環境(1800までには帰社&在宅ワーク)が毎晩のような居酒屋びたり、無駄に凝った自作の料理、はたまたウィークデーのカラオケに繋がり、毎日が金欠状態かつ肥満体化かつ体調不良へと繋がり、今から考えれば身体と神経を必要以上にすり減らしながら時間を過ごしていたのだと感じる。持て余したアフター6は資格の勉強でもやればよかったのかな。日々忙しいのも健康を維持する秘訣なのかもしれない。

 いまの組織体では毎週金曜日その週の仕事のまとめを発表するのだが、先週までは内容に乏しく毎週のように上から怒られるのがデフォだったものの、部下の協力、気転もあって今回は初めて無事に終えることができた。人を使う、頼る、誰をどう使い誰に頼るか、指示を考える、内容を整理し結果を管理する。これが管理職で基本大事なことなのだ。

 ジブリから移籍してきた当初は、上場企業グループの管理職なんて全く通用しないと思っていたが、先日の日曜日出勤でアタマを整理し、忙しいだけで実はなんら難易度の高くない仕事であることが判明した。ならば勤務時間を伸ばすなりたまに休みに出るなどすればいいと思えるようになった。徐々に光明が見えてきた。組織を回すという大に苦手に感じていた行為が私でもできるのかもしれない。そう思えた。多幸感を抱えながら1850に大手町を経って地元へ帰る。

世田谷区→大阪府吹田市

 この後クルマで大阪へ向かうのだ。カペリンには2300に起きるからと伝えてベッドで仮眠。東京から大阪まで、大体の距離にして500キロ。目的は「フィッシングショーOSAKA2023」を見に行くためだが、なぜ東京の人間がわざわざフィシングショーのために大阪まで行くのだろうか?

 その理由は大阪にしか出展しないメーカーがあるからである。磯釣りの本場は西日本だが、やはり中小企業中心の特に餌釣りのメーカーは大阪にしか出ないことが多い。私が大阪に参加するのは今回でおそらく3回目となるが、たとえば宇崎日新を見たいときに彼らは横浜までは来ないので、こちらから大阪まで出向く必要があるのである。

 今回もいつもの如くカペリンとぐーちょきぱー子を伴っての移動である。行く理由についてつらつら書いたが、大阪へ観光に行きたいからそのメインの理由の一つにフィシングショーを位置付けているにすぎない部分もあり。自宅を2330に出発し近くのキグナスでハイオクを給油、0015にガソスタを経って0025東京インター。スピードは100キロそこそこで、まずはゆっくりと走行車線を走り始める。そして徐々にスピードを上げて無の境地に入っていく。

サニーストンホテル(公式ページより)

 土曜日の夜の宿泊先として吹田のサニーストンホテルというところを予約していた。コロナがまだ続いてはいるが国内の政策的には収束ということであり、人流が復活。市内のホテルはどこも値上がりし吹田ぐらいしかコスパのいいホテルが取れなかったのだ。

 全国旅行支援による割引率は今月から小さくなったのだが、カペリンは主婦の意地なのか、たとえ僅かでも割引を使いたいという話をしだした。私は事前に楽天トラベルでこのホテルのトリプルを13000円で予約していたのだが、カペリンは旅行直前で大阪に割り当てられた全国旅行支援が復活していたのを見逃さなかった。そのため彼女は出発日にわざわざホテルへ電話をかけて割引対象のプランに予約をしなおした。料金は11000円に縮減され、クーポン3000円分が充当されることになる。

東京から大阪まで4時間のドライブ

 御殿場から新東名に入る。あやうく分岐を見逃しかけ急ブレーキ掛けてジャンクションを通過した。多少は疲れもあるのかもしれない。カペリンとぐーちょきぱー子は後部座席で完全に寝落ちしている。0030に東京を経ったクルマは全くの無休憩で東名⇨新東名⇨伊勢湾岸⇨新名神⇨と快調に進んでいく。トイレにも立ち寄らず滋賀に入り、京都府内へ入ったあたりで流石に用を足したくなった。桂川SAに0430に到着。ほぼ4時間で大阪の手前まで来てしまった。4時間?! ほぼ当方が下田へ行くルートと時間がそう変わらない。(東名→伊豆縦貫で3時間強だが)

 東京→下田までの当方のメインルート。わずか175キロの距離で3時間45分を要する。なお東名→伊豆縦貫でも3時間以上の時間が掛かる。

 そして桂川でカペリンから衝撃の事実が伝えられる。あれだけうるさく割引割引言っていた当人が、割引に必要な接種証明等の書類を忘れてきたのだという。そこで当人はどうすれば失敗をカバーができるか後部座席で必死にスマホをいじって調べていたそうだ。だから目が赤いのか。

 じゃあカネは掛かるが即日発行のPCRをしないとね、ということで話は決着し吹田へ到着。まずは宿泊地の近くにクルマを置いて乗り放題チケットのエンジョイエコカードで大阪市内を移動することにした。ホテルの駐車場はチェックイン中に限り1000円とかなので、朝から停める場合は対象外となり2000円となる計算だ。ホテルによれば付近に24時間止め放題で安いところがあると言っていた。それを探してみる。すると

 御堂筋線高架下に時間貸駐車場が並んでいる。これも値段がバラバラで、パーク24だと24時間1200円なのだが

 すぐ北隣に600円で止められる駐車場があるのを見つけた。運営は奈良か大阪が本拠の不動産屋である信和不動産。東京にも進出している。ここは時間貸し駐車場もやっていたのか。ビル管理もしているようでいくつかこのロゴのプレートが入った物件をみつけた。

 そこにクルマ止めて江坂駅でエンジョイエコカード(大人600円、子供300円)を購入。まずはコスモスクエア行く前にPCR検査である。この場所はなんば。この店は当日の結果判明に6000円掛かり、結果は当日2030からと時間を要する。そこでなんば地下街の同じ料金で検査結果が当日1630という店で検査を実施。費用負担は私が2000円、カペリン4000円で決着。

人多すぎフィッシングショー

 2月初旬にしては強い陽光が刺し気温が高い。海沿いながら風がないのも心地良い。コスモスクエア駅から10分ほど歩いて会場へ到着した。フィッシングショー開催は3年ぶりとのこと。私も2020年以来の参加のような気がしている。実際に訪れるとかなりの人の数である。

 がまかつがブースを出展する6号館B棟はこの並びようである。同じ館には釣武者ブースはあったものの全体的にスカスカした感じであった。がまかつブースはまだ良かったが全体的な出店数、勢いのようなものがコロナ以前と比べて弱いように感じた。期待していた宇崎日新はアレスだけしか出展していなかった。

 がまかつブースの様子はまたの機会に記録したいが、松田稔さんもオフィシャルには来ておらずショーの規模は小さく商品も含めてあまり目玉のようなものが感じられなかった。アテンダーIIIも情報はなし。ただしブースで聞き齧った話からこの秋には出そうな雰囲気を感じ取った。

釣武者ブース。城本氏。

 釣武者。狭いブースだが展示の仕方がうまい。実際に会話すればわかるが城本さんは昔も今も変わらず紳士である。テレビやYouTubeでのあのやんちゃなキャラ設定はどうしてそうなのかは皆目検討つかないが、釣武者的な必要性からあえて演じられているんだろう。

動物園前→梅田→江坂サニーストンホテル

 期待はずれ感のフィッシングショーを1400には後にし1人110円のシャトルバスでコスモスクエアへ戻り本町経由で動物園前。御堂筋線動物園前駅といえば暗い、汚い、どこかうらぶれた印象の駅だったが、現在リニューアル工事中で工事後はかなり綺麗になりそうな感じである。内外から観光客が増えているのと、新今宮に進出する、星野リゾート効果なのかもしれない。

 八重勝。カペリンははじめ嫌がっていたが新世界のくしかつである。やはりここもエリア的には治安や環境的に悪所であったが地域的ユニークさから年々観光客が増えていまや普通の観光地へ脱皮した。店には家族連れや女性だけのグループが普通にいる。20年前までは2度漬け禁止のソースのごとく濃い客しかいなかったという印象だったが‥時代は変わるものだ。

 かなり並んだが30分くらいで席へ通してもらった。この店はビールがアサヒスーパードライでソースはあまり濃くなく私の好みである。私は足立の北千住などでは基本的に塩で食すが、この店はほぼソースオンリーである。酒は大瓶、黒ビール小瓶、日本酒熱燗1号。会計は3人で8500円ほど。

 旅に出ると食欲が増すカペリンである。さっきくしかつでお腹いっぱいと言っていたのにこんどは明石焼きが食べたいと言い出す始末。そこでうめだの地下街へと向かう。ぶぶ亭という名の店へ。

 これで750円ぐらい。わたしもあまり食したことはないがカペリンとぐーちょきぱー子は明石焼きが初めてである。私は美味しいと思うが、味としては関東人からすればありえないほどのサッパリ感である。だから関東では受け入られにくいとは思う。伏見の酒が合うような気がするが店の酒はビールと焼酎、ハイボールしか用意なし。お会計は1500円

 うまいうまいとがっつくぐーちょきぱー子にカペリン。そして江坂へ戻り無事ウェブで確認できた陰性証明書を提示してチェックイン。

サニーストンホテル別館トリプルルーム 喫煙(公式HPより)

 しかしサニーストンホテル、サイトで見る限りこんな感じの部屋のしつらえだったのだが

 実際にはこうである。角はクロスが剥がれ落ち、ツギハギだらけのボロボロな ホテルであった。ただし最低限の清潔感は保たれているので決して不快ではなかったが。間取りはど真ん中にユニットバスが入るためトリプルなのにベッドひとつだけ部屋の隅にはじかれたようになっている。

 夜中まで寝てカペリンに叩き起こされホテル近くの居酒屋で軽く飲んだ。

 生ビール一杯サービス、焼酎一杯、酒合計2号。お会計は6500円。地域振興クーポンで3500円とリーズナブルな夜食となった。次へ

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