九州遠征釣行 準備編② 壱岐でヒラマサとクロ狙い~旅程の検討

 釣りの遠征。どこで何をするか?ここでは飛行機を使った遠征で、遠征先のレンタカーやホテルの手配、荷物のまとめ方とそれをどうキャリーするか。事前に予想されるトラブル回避策など、備忘録兼ねてまとめてみます。

遠征釣行で荷物は送る?手持ち?

 JALの「どこかへマイル」の行き先が福岡に決定し2泊3日で計画を立てる。曜日は土日月。この時点ではレンタカーを確保しておらず、クルマがなくとも最悪電車とタクシーでアクセスできる場所に目星をつけた。そこで渡船はGoogle検索で一番上にでてきたマリンクロス玄界に決めて電話連絡した。壱岐の船だが糸島から送り迎えしている。船長と相談し土曜日の昼の船で出船し日曜日14時までの瀬どまりで釣りと仮決めした。土曜日寝れない分、日曜日はホテルでしっかり寝て、最終月曜日は観光という算段だ。

 さて荷物はどうするか。今回は現地でレンタカーを使い、自宅から空港まではクルマで向かうので、荷物は常にクルマに乗せていけばいい。だから荷物は送らずに手で持っていき、自前のキャリーカートも不要である。

荷物は 

上物用ロッドケース

キーパーバッカン(中に45センチバッカン)

クーラーボックス 45l

リュックサック(ライジャケ、釣りの衣服など)

タックルバッカン

上の三つは機内預けで、下二つは機内持ち込みである。飛行機はJALの場合、一人当たりの重量制限が20kまでで、超えると1キロあたり400円取られてしまう。5キロオーバーで200'0円となり、それだけ払うなら宅急便かゆうぱっくで送った方が安上がり(160サイズ)となる。

タックルバッカンは45センチバッカンに収まるので、キーパーバッカンの中に45センチバッカンとさらにタックルバッカンがマトリョーシカできるのだが、あえてセパレートして手荷物とする。

 だがクーラーにも荷物を詰めたのが失敗し預け荷物が4キロオーバーの24キロとなり、超過料金1600を支払う羽目になった。皆さんも事前に荷物は秤に計って、オーバーするなら宅配便をうまく活用しよう。

人気観光地 レンタカー&宿泊先手配は大変

 福岡は国内外から人を集める人気観光地だけあり、現地のレンタカー手配が難航した。土日にMISIAのライブなどビッグイベントが幾つか重なっていたようだ。それが影響したかレンタカー屋やホテルが強気なのである。土日月借りられるのはニコニコレンタカーの福岡空港店だけで、そこは委託先に予約を投げていて委託先は値段を吊り上げていることがわかった。

 そこで土日と月曜でそれぞれ別のレンタカー屋から2度借りることにした。土日は前述のニコニコレンタカーだが、月曜日まで借りると通常の倍高い3万円となる。そのため釣りは頭の2日間だけと土日のみのレンタルとし費用を2万円に抑えた。

 3日目の月曜日だけは他所にすれば安上がりだ。場所は西鉄の大橋というやや離れたところになるが、なんと朝から夕方まででたったの3000円である。このあと予定変更で2日目と3日目が釣りとなったので、2日目の日曜日夜間からのレンタルに変更したものの月曜夜まで借りて5000円。結果手間だが5000円は節約した。

 それまで毎日天気予報アプリとにらめっこである。週末は風の予報がよくない。金まではいいが土に風が強まり日曜にかけて少し和らぐ。月曜日は無風である。出発前日の金曜日に船長から連絡があり、瀬どまりは不可とのことだった。そのため日曜日も月曜日もそれぞれ昼釣りということにした。最終日のレンタカーは日曜の閉店間際から借りることとなった。

 その一方で日曜日午後は糸島から福岡市内までの渋滞などで移動や返却と借入の手続きに時間を要し、2日目のホテルは4時間しか寝れなかった。ここは失敗だった。こればかりは天候で予定が狂ったせいとしかいえないが、結局のところ釣りは2日目も3日目ということになったのだから、多少高くても同じクルマを使えば時間の節約ができたのだった。

突然のマイカーの故障

 自宅から空港まではマイカーだが、突然故障した。これがもし出発日当日に発生していたらと思うと恐ろしくなる。出発日前前日となる木曜日は天皇誕生日で祝日だった。この日は近場で釣りでもと考えたが、その2日後玄界灘の磯釣りが控えていると思うと行く気にはなれなくなっていた。そこでカペリンとぐーちょきぱー子を連れて温泉施設へ行こうかと画策した。出発時間となりクルマを開けようとする。ところがドアが開かないのである。

 そもそもクルマのキーが反応しない。電池切れかと近くの電気店へ持って行き1000払って電池交換した。しかし症状は同じ。何が問題なのか。ディーラーへ電話したらバッテリー切れが原因ではないかとのこと。ヤフオクで落札して自分で入れ替えたどこのなんだか知らないメーカーのバッテリーがいかれてしまっていた。

 オートバックスに電話すると適合のバッテリーの価格は4万円台後半だという。ヤフオクの調達価格は2万円もしなかった。そんな話をカペリンにしていたらいつものメカニックさんは?との助言をいただく。もう車検の時期だよね~ということを覚えていた。結果彼女の内助の功となるのだが、こんな祝日に忙しそうな感じで対応されたやだなぁと思いつつ、電話を掛けると案外暇そうだった。保険会社ロードサービスにすぐきてもらってジャンピングしてもらい、そのまま入庫。

 ついでに台車を借りられることになり足も確保できたので一安心。いかれたバッテリーを見てもらったが、彼によれば韓国製、それでもGSユアサと同じ工場なのだが製造ラインが異なりモノは異なるようで、一年またずで使えなくなる人が多いのだと。一時期安いバッテリーということでラインナップしてたが、顧客トラブル続出でやめたのだそうだ。

 車検後にあてがわれるバッテリーはオースリア製とのことだった。メカニックは盛んに、オーストラリアじゃありませんよ、オーストリアですよと連呼してたが、そこなんか重要でしたか?

飛行機釣り遠征の荷物は最小限に

 

 釣りは結局日曜月曜の2日間、日曜日は宿を抑えていたのでいずれも瀬どまりせず昼釣りとし、初日土曜日のみ観光とすることにした。観光の行く先は福岡ついてから決めよう。土曜日は宿が天神だと3万円近くと高いのでやめた。そもそもこの日は翌朝が早いので車中泊とし、前日どこかで横になろうと決めた。

 出発日前夜の金曜日夜ダウンタウンの三角で一杯。会計1100。その後就寝し0130起床。荷物を載せて空港に0400入庫した。

 狙いはヒラマサ、クロとした。石物も考えたが荷物が多くなりすぎるのでフカセとカゴのみということにする。カゴはいつものロケットではなく、山陰でいうところのタルカゴである。ふかせっぽいテクニックがいるので面白いカゴ釣りである。

ロッドケース内のタックルは以下。

 がま磯スーパープレシード1.75号

 がま磯我夢者3号

 がま磯ヒラマサ天剛遠投H

 状況によってフカセもやると思われるのでスーパープレーシードにした。

 リールはダイワトーナメント3000SHと尾長モンスター4000。尾長モンスターは離島のフカセに使っていたが最近は出番なく3000SHばかり。そのためカゴ釣り用のイメージである。トーナメント磯遠投が大きすぎるので手持ちで疲れてしまうのだ。それにレバーブレーキがあることがカゴ釣りにおいてもつかいやすい。レバーをフリーにすれば仕掛けを手元に手繰り寄せるに容易い。

 メカニックで借りた台車に荷物を詰め込み、暗い東京の街を走り出した。未明の環七はクルマひとつないほどで、車内のヤニ臭さを忘れてしまうほどの快適さだった。

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