長浜ラーメン「元祖長浜屋」
福岡空港には時間通りに到着した。釣りが主目的の3日間の日程のうち、今日初日はまったり観光である。釣りは翌日と翌々日。本来は観光を最終日としたかったが天候の関係で仕方なかった。釣りができるだけマシと言いきかせる。
格安レンタカー会社のニコニコレンタカー福岡空港店でダイハツの軽のタントを借りる。ニコニコは本来は安いのだがそれは直接貸し出す場合のみで、その在庫はなかった。その理由はこの店だけかは知らないが楽天やスカイチケットなど中間業者がまとまった台数を確保していたからだ。その手の業者経由だと高くつく。転売ヤーみたいなものだ。結果2日間でニコニコとしてはかなり高めの2万円以上を要した。ただし黒塗りのタントは不思議と高級感があり車内も外装も綺麗で通常仕様(ボロばかり)のニコニコとは随分格差のあるクルマが当てがわれた。
まずは長浜ラーメン、ということで長浜地区まで食べに行く。到着1030.店員がフロア全員東南アジア系の人らでびっくりした。会計600 ,かなりの人で賑わっており韓国人もいた。その後糸島の釣具店と渡船の集合場所をチェックしてから武雄温泉へ向かうこととした。
地域密着 糸島の「なかはら釣具」
遠征に行ったらポイントやかめやなどの大型店もチェックはするが、必ず押さえておきたいのが地元の昔ながらの店舗である。地域のクセが良くも悪くも滲み出ていてそこに居るだけで楽しい。ネットで調べてみると糸島に一風変わった店があるという。1145糸島の加布里(カプリなら可愛いがカフリと読む)の釣具店「なかはら釣具本店」に立ち寄る。
佇まいから非常に昭和の香りのする店で、餌の匂いも薫る。いや、誤解を恐れずにいうと何か臭う。裏手の作業場風の場所から漂ってくる。そこにいた作業服姿の店員に聞くと、これはフジツボの匂いという。石鯛の撒き餌である。体力でいろんなモノをクラッシュして撒き餌商品に仕立てあげていることに頭が下がる思いがした。好みが別れる臭いだが、血と汗の努力による芳しい香りと解釈し場を立ち去る。
店内に戻る。餌釣りに強いことがすぐわかる出立ちなので、磯釣りアイテムは豊富である。ものによっては安い。釣研のノーマルのエイジアが990円だったので3個ほど、ヒラマサのカゴ450円くらいの一つ、糸切りハサミが忘れたのでちと高いが770、あとはボイルLとLL合わせて2500とパン粉と集魚剤500を追加。明日の釣りに備える。
糸島を回って下道で武雄へ向かう途中、糸島新聞250円、1300唐津のトライアルにてキーパーバッカン用の電池を購入した。
武雄温泉「元湯」「鷺の湯」「蓬莱湯」
唐津からの道は山道だが道はスムーズに流れる。1430武雄着。武雄温泉は初めての来訪であり、日帰りの駐車場は満車。15分待って角が空いた。敷地内四つの温泉に時間内無制限で入れる休憩券なるチケットを1200で購入。まずは「鷺の湯」に浸かり、サウナと冷泉に癒した後「元湯」ぬるめのあつめに交互にはいる。
泉質は過去訪れた嬉野温泉同様、無臭単純泉でぬるぬるとしている。ぬるぬる感は嬉野のほうがある気はした。休憩所は鷺の湯の別館2階に和室で30畳くらいのひろさがあり、1人で寝てると1700叩き起こされ逃げるように1715武雄を発つ。今度は下道でなく高速移動し途中鳥栖から渋滞したものの福岡着1830。
薬院「ぢどり屋」
魚釣りの時は魚ではなく肉が食べたくなる。そこで地鶏専門店を探していると、薬院にぢどり屋という店があるのを知り向かった。トリモモなど自分で焼くスタイル。カウンターに座り棚の肉など店主にことわって写真を撮らせてもらった。元は寿司屋かなと思われる店の雰囲気で、店主にきくと20年前まで小料理店で当時居抜きで借りたのだという。
この少し辺鄙な場所で20年続けておられると聞いて大したものだと思った。サービスもありお話し相手もしてくれてありがとう。店はサラリーマンや家族連れですぐに満席となった。会計は5000。あとで調べてみたら東京にもフランチャイズ店があるのを知り機会があれば行ってみようと思う。こちらの薬院の店はFCでなくNC店と記載があったがどういう意味だろう??
かめや釣具(福岡原)なかはら釣具(九大学研都市)
その後止めた車内で車中泊。翌朝糸島の港まで移動する途中に原のかめや釣具に寄る。かめやの隣はタックルベリー。タックルのコバンザメ商法がいかなるものか、清々しいまでの構図であった。
国道を西へ少し走ると続けて「なかはら釣具店」の別店舗がお出迎え。もちろん立ち寄り、店員に断って魚拓を撮らせてもらった。本店よりこちらのほうがすこし綺麗で商品の数も多そうだ。また明日来ようと思い、後ろ髪引かれる思いで糸島の漁港へ向かった。