秋の田子沖堤防 投げぶっ込みファミリーフィッシング その2

地域共通クーポンで釣り餌

 秋の田子沖堤防である。万集丸には3人、乗船は昼からとお願いしてあった。1015ホテルを出て下田に向かい下田の中心市街地にしては非常に分かりづらい場所にある業務スーパーで餌となりうるシーフードミックスと生アサリの冷凍、それに冷凍の鯖切り身を購入。決済は現金やカードを使わずにホテルで獲得した地域共通クーポンを使用した。当初9000あったクーポンは前夜にコンビニで酒、朝にホテル売店で干物セットなどの買い物をしていたので残高が4500ほどに目減りはしていたがまだ半分はある。婆娑羅峠を超えて松崎に至り、国道を北上して仁科を経由し1130田子港。白浜から1時間ほどで到着した。田子集落に入る手前で高台から堤防が見えた。先週よりは人は少なめのようだ。だが当方がやろうとしている内向きに釣り座をとっている人が何人かは見受けられた。万集丸船長に港到着の連絡をすると、1205に迎えに行くという。その間準備を終えた。

底物釣りに真鯛がヒット

 ダイワサーフロッドケース、バケツを3つマトリョーシカした36センチのサンラインバッカン、40センチのがまかつタックルバッカンGM2498、竿受けを兼ねた秀和の小型クーラー、氷やら水やらシーフードミックスやら色々入ってる21リッターのクーラー、コールマンのスチールの座椅子。大荷物である。餌用小型クーラーはキス釣り用だがダイワのCPサイドボックスを両脇に二つ取り付けてある。荷渡してくれた沖からのってきた底物師が、おぉーボックス2つついてるわと言われウケていたようだ。彼は磯替えで他の磯へ行くのだが港から沖堤防までファミリーを乗せるにあたり磯替えついでにポーターになっているのである。

 彼に釣果を聞くと石物は餌取りだらけでダメだが真鯛が出たという。エサはヤドカリ。底物で真鯛はわりと定番ゲストとはいえヤドカリにも食らいつくのは少々意外な感じはした。船長は愛想が良い方で特に子供には良くされている。直接聞いてはいないが渡船はサービス業であると仕事ぶりで示されているように感じられる。先ほどの底物師に荷渡を手伝っていただく。

 投げ竿を3本並べるにはすこし時間がかかる。その間2人が暇になってはまずい。かれら2人は落とし込みである。まずは落とし込みの仕掛けをつくる。シマノアドバンスショート3号300にプロマリンのクロダイ用落とし込みリール海将黒鯛にライン3号くらいのを巻いたものにハリス1.5号を矢引程度直結し5bくらいの大サイズのガン玉を直結部真上に付け針はグレの6号くらいを結ぶ。

 もう一本、タカミヤのさぐり小僧150という沖縄で50センチ近いカンムリベラを抜き上げるなど実績十分のショートロッドにこれまたタカミヤの真っ赤なスピニングをセット。仕掛けはだいたい上と同じである。これにシーフードミックスのあさりやらえびやらを付けて落とし込むだけ。

子供も落とし込みでカサゴをゲット!

 指導のため落とし込んだところさっそく金魚が釣り上がる。金魚にしてはまずまずの大きさで15センチくらいはあるようだ。落とし込みはスピニングでも出来るが太鼓リールのほうが本職である。母親は太鼓タックルでタカノハの20センチくらいを釣り上げる。それをみた子供はタカミヤのショートロッドにスピニングタックルだがなかなか当たりが取れず自暴自棄になりかけていた。だが母親が指導しヨスジフエダイの子供をゲットした。これで坊主を免れた子供は落ち着きを取り戻す。母親はこの手の釣りが大の得意で式根島の野伏桟橋で40近いヒメジをキャッチしている。その経験が生きたかグループ最長寸25クラスのカサゴを抜き上げる。この人は本当に凄い。

 母親は子に太鼓リールタックルを手渡し太鼓リールのやりかたを指導する。これに気をよくすると20弱のカサゴ。私も横で見ていたがしっかりあわせも決まっている。よかったね!

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