がまかつから待望の新作かご釣りロッド「がま磯カゴアルティメイトスペック」が発表された。バカみたいに長い飛距離とバカ高い価格設定を両立させた珠玉の逸品である。ハイエンドかご釣りファンの反応はホットである。
とんでもない飛距離
ああ そうですか。わかりました。で、中身は?
カゴスペシャル4との違いはトレカ1100以外にM40Xを採用し、柔らかさを極限までなくしたことのようである。カゴスペシャル4の時代はM40X採用ロッドは無かった。
加えて後述するが号数設定は3.5号と4.5号の2設定で、おそらくそれぞれ3号相当、4号相当の細身なのだと推察される。さらに
さらにパワークロスシステム。もう10年以上前からがま磯のフカセの竿には採用されている古典的な仕様だがカゴでは初めてかも。なぜ今更採用なのか??そして重要なのがガイド配列である。
ここがこれまでのカゴスペシャルシリーズとは異なる、非常に大事なポイントである。カゴスペシャルは元竿ガイドの径が小さく、ライン放出時にバックラッシュを起こしやすいのである。
そのためアルティメイトスペックでは、元竿ガイドに大口径のLCガイドをつけている。ただ付けてるだけではあまり意味がなくて、このLCガイドは逆向き。それは15年前にかつてのダイコーが「槍雅」で実現している。
これのまんまパクリではあるのだが。M40Xを導入することで剛性が生まれ元竿のプレが収まり、逆付けLCガイドがバックラ抑制効果をいかんなく発揮するのである。
展開モデル
スピニングとベイトでそれぞれ2展開。このブログでは両軸カゴを推しているので、ベイトで4.5号がいいですね。
- スピニング 3.5号=真鯛やイサキなど様々な魚種に対応。
- スピニング 4.5号=ブリやヒラマサなどの青物まで対応。
- ベイトモデル 3.5号=イサキ・真鯛・ソウダガツオなど様々な魚種に対応。
- ベイトモデル 4.5号=大遠投モデル。20号クラスのカゴまで対応。
ワオ!な価格設定
定価は14万円を超えている。そのため実売価格は12万円代後半となるだろう。フカセのマスターモデルレベルの価格となる。カゴ竿ではシマノの磯遠投AXが25000円くらいで売られてるショップもあるなか、その5倍超となるぶったまげな圧倒的高額であり、この値段を知った時は思わず溜め息と笑いが出た。
そりゃシマアジくらい連発で釣れないとやってられん性能&価格帯である。
釣り人の反応はどうかというと、ほぼ呆気にとられた状況である。
- 0010 名無し三平 2023/01/20(金) 14万円なり ID:v2grtaH/(2/2)
- 0011 名無し三平 2023/01/20(金) 値段半端ないな ID:rT4/wMcX
- 0012 名無し三平 2023/01/20(金) カルカッタコンクエストMDも使えそう ID:Rw9XPuqo
- 0013 名無し三平 2023/01/21(土) た、高い竿を使えば釣れるわけじゃないし(妬み) ID:eVWv1AL
- 14名無し三平2023/01/21(土) 08:03:35.49ID:CiOKvWZz
- ちょっと試しに買ってみるかって値段じゃないなあ 置いたまま気軽にトイレも行けんわ
カゴスペシャルⅤはどうなるか?
カゴ竿はカゴスペシャルシリーズが最高という一部の(多くの?)マニアがいるが、性能はさておき価格はカゴスペシャルⅣが実売75000くらいである。つまりアルティメイトは倍の価格設定というなんとも挑戦的な(=消費者をおちょくるような)ロッドである。
そのためおそらくがまかつが準備中のカゴスペシャルⅤはこのアルティメイトスペックからみれば普及モデルという位置付けとなり、アルティメイトとの棲み分けが図られる。
カゴスペシャルⅤについて私の予想価格はⅣと同等の7万円台、トレカとパワークロスのみ搭載でM40Xは不採用というようなダウンスペックとなるのではないか。あるいはトレカでアルティメイトスペックと同じ元竿のLCガイド逆付けか。
発売時期についてはどうだろうか。Ⅳについてはすでに全国の小売店で在庫はほぼ枯渇、ポイント各店ではⅣの各号数について「終売」としている。そもそもカゴスペシャルはアルティメイトとは棲み分けられるためモデル被りの危険性は低い。早ければ今年、遅くとも来年の発表となるだろう。