五島列島福江島に降りたって、いきなりの豪雨です。
聞けば観測至上最大の雨とか。いきなり悪い予感。大きな港は泥水まみれで激しく濁りが入ってます。これでは魚は釣れないでしょう。船長とも連絡取りましたが、今日は無理、明日はまぁなんとか船出しましょう。でも外の磯は無理で内側になりますけどと。
こちらは港は近くの釣具店。離島の釣具店特有の、埃っぽさとタバコの臭いでとても雰囲気を感じます。
本当は港の南側にもう少し大きな釣具店と、それとこちらではホームセンターの釣りコーナーがいちばん品物が充実しているというのは後で聞いた話なんですが
しかし、水潮は懸念材料です。
博物館などへ行ってきました。
これは床にこういうマップが描かれているのです。この角度から見ますと福江島はカメみたいに見えますね
行くさきはこちらの方です。昨年訪問した黄島には今回は上陸叶いませんでした。コロナウィルスのおかげです
どうしても地図なんかを見てしまいます。
昭和37年に大きな火事があったそうです。ここでは罹災図が掲示されています。今でも市街地は大きいですが、当時はさらに密になっていて、かなり賑やかだったんだろうなと思われます。何しろ人口が半分近くに減ってますからね。最近は増加に転じた様ですが
この個人名と思しき店はどういう店だったんでしょうか。カラオケスナックとかじゃあないでしょうね
宿へ向かいます
宿までは迎えが来てくれます。1000円(1人)でのせていただきました。
結構な年季の入った宿です。今は来ていませんが、シーズンになると香港、メインランドチャイナ、台湾、韓国などから来訪されるそうです。香港と福岡までは飛行機で安い時期で9000円もかからんそうですね。LCCで。福岡からは五島空港まで飛行機で3万5000円くらいですか。離島航路は高いですね。五島のこの宿が人気があるのは、海外からでも飛行機だけで来れるってことですね。
宿に私あてに荷物が届いています。中身は鹿児島の方が作ってくださった、セズレワイヤーです。このワイヤーでのちほど、数釣りが達成できます。制作者さん、どうもありがとうございました。
長さも180センチくらいかな、南方宙吊り用のセズレワイヤーです。関東ではあまり使われない仕掛けですが、九州では一般的なようですよね。関東でも水深あるとこ、伊豆や三宅でも使える場所は使えるかな?千葉でも水深あるとこなら全然使えますよね。ステイト式より意外と根掛かりしないし、根掛かりしても外せるんですよね
出港は午前5時。ここから出まして、湾の外側すぐの磯に下ろされます。
目の前には小さいハナレがあってこの場所は海峡です。石鯛はポイントがピンポイントですよね。
船長指示でここの足元を狙えと。上潮(背渡しの時彼は下げ潮と言い間違えてた)で実績あるポイントとのこと。
カウンターは、こんなかんじですね。浅いですよね。あまり深いところには石鯛ってあまりいないんですね(今の時期)。
このときのタックルは
- レギスII くわせ
- シーライン石鯛 ミチイト19号くらい
- 真空重り20号
- ハリ17、16号
重りは流れが緩やかなら20くらいが扱いやすいですよね。竿のレギスのくわせは穂先柔らかくて食い込みいいんじゃないかと思われます。まぁ初めて使うんでよーわかりませんが。リアルパワー石鯛に比べると、こう、なんか、本物の石鯛竿感があります。私みたいなど素人が何使ってもそう変わらんかもしれませんが。
ガンガゼ50個にカニ五個用意してもらいました。船長の曰く、50だと上りの二時まで持たんですよとのこと。ワサが沸いてると。
たしかにほんとうに餌取りは多いです。
しかもガンガゼの芯が取られません。ワサはいない、ということです。巻き上げてくるとチョウチョウウオとカワハギが追っかけてきます。カワハギかなりでかいっす。
専門に習うタックルあってもよかったな。そう思いました。次はアサリとカワハギ竿もってこよ。
11時に満潮でした。瀬替わりを船長にお願いするため電話します。
「どうですか?」
「いやまったく底物のあたりはありません」
「そうですか」
正確にいうと底物のアタリは一度はあったかもしれないが、数年ぶりの石鯛釣り、半年前の釣果はフカセなんで、底物釣りは初心者に戻ってますから勘が鈍いのです。
かくしてレギスIIの本領は発揮されぬまま、磯替えとなるのでした。