23/12/28〜31 東紀州・尾鷲の旅3 尾鷲沖磯!「立神ハナレ」潮流れず超苦戦も「脈フカセ釣法」で超高級魚GET!
尾鷲・武丸(23年12月29日)

大ちゃん渡船 武丸(尾鷲沖磯)神戸からも多数の釣り客

尾鷲「中華食堂 好好飯天」で腹ごしらえ

 12月29日の晩は尾鷲のバイパス沿いの中華「中華食堂 好好飯天」で飲茶と辛いラーメンを食し、生ビールと紹興酒20mlほど(私が普段料理酒として使っている銘柄)煽って、19時にママチャリでホテルビオラにとって返した。

 明日のことも考えると長居はするまいと思っていたので、そそくさと出てきた。結局、開店まで店の外で待っていた時間の方が長かった。港のそばのホテルに帰るまでに身体が冷えた。

 2度目の風呂に入りカラダを温め直した後、ホテルのベッドで買ったばかりのiPad miniで遊ぶ。そしてあまりの眠気に耐えられずそのまま突っ伏したように深く眠りに落ちた。

 30日の朝は3時半に起床した。適当に着替えてホテル裏の駐車場から車で尾鷲北インターへ向かった。インター入口にある「釣り餌市場」と隣接してファミリーマートがあり、そこで食べものを仕入れホテルのまだ薄暗い状態のロビーで食した。

「大ちゃん渡船 武丸」

 「大ちゃん渡船 武丸」出船は6時。今日はさすがにギリギリの到着にはなるまい。そして船長には無理言ってしまって今日は早上がりだ。早く上がって鳥羽まで飛ばさないといけない。今夜の宿泊地は志摩半島のさきっぽ。四日市から鳥羽水族館へ向かうカペリンとぐーちょきパー子と夕方合流するのだ。

 「武丸」の釣り人は昨日の倍の30人近くいたように思う。驚いたのは名簿に書かれてある乗船者の居住地だ。名古屋あたりの人が多いのかと思ったら、関西方面の客がほとんどだ。

 滋賀県、京都府、大阪は言わずもがな、5人は神戸市からきた釣り人だった。神戸からはさすがに距離があるだろうと思ったが、神戸ナンバーは遠出が大好きな種族である。そしてこの釣り場は高速で繋がっているので全く疲れない。

 インフラの力は偉大である。

立神のハナレ。正面から右手に掛けてハエ根が伸びている(2023年12月30日)

 尾鷲の磯割がどうなっているのかよくわからないが、船は昨日と同じルートを辿る。ゴールは立神か。湾のすぐ外側の島は一級磯風で、三、四人のグループ貸切に使ってるようだ。そこを経由すると、順次地形の磯へ下ろしていく。

 私が降りたのは立神に向かう手前、離れの磯に下ろされた。名前は「立神の離れ」だという。月明かりに照らされた水面は目の前から本流が沖に流れているように見えた。

 期待が膨らむ。タックルは強めをセレクト。

  •  ダイワ トーナメント2ー53ーHR
  •  ダイワ トーナメントISO競技 ラインダイワ アストロン磯2.5号
  •  ウキ エイジア LC 3B ガンダマ適宜
  •  ハリス Vハード2.25号
  •  テクノグレ 5号

 ここは真鯛とか石鯛は出ないのだろうか?恐ろしほどの重厚タックルだが、元々ヘビータックルが好きなのと、磯に夢を感じてしまうからである。マスターモデルⅡ口太はあまり使う気になれない。そしてまた近いうちに式根島へ行かないといけない。

足元の出っ張った根と緩い潮の流れ/立神のハナレ(尾鷲沖磯)

 ところで尾鷲の磯のイメージは水深の深さ。例えば昨日の「立神の地の高場」のようにドンブカのはずだ。そう考えた。立神の地では棚3.5本(18mくらい)にしても底にあたらなかった。

しかし今回は棚1.5本でも根がかりする。危うく浮きをロストするところだった。暗くてよく目えないが、手前にハエ根があり、問題はこのハエ根がどこまで伸びているかだった。

 結構沖でも根がかる。根は20mほど先まで続いているのではないか?そこが気がかりだった。

 そして潮の流れだ。磯に立って左手が溝になっているようで、そこを狙うのだが、潮が右へ流れる過程でハエ根にぶつかる。そこで根がかりしてしまうのだ。そして流れが緩い。

付餌取られず生命反応なし

 初めは綺麗な本流が出ているのだと思っていたがそんなことはない。いかにも釣れなさそうなやる気のない流れになっていった。

 棚を3尋(4mぐらい)まで浅くする。それでハエ根をかわすのだ。だが今度は餌が取られなくなる。浅いところに魚はいない。そして手前から沖までハエ根が伸びている。

 そこで30mくらい遠投してハエ根の向こうで釣りをする作戦とした。コマセがパン粉メインなのでピンポイントで飛ばせないが、潮の流れで付餌とマッチすることを願いながらの遠投だ。だがそれでも、餌が取られない。昨日は生命反応があったのだが、今回は付餌がそのまま残ってくるのだ。

 ウキは3Bのエイジア LCという遠投仕様をあきらめた。撒き餌と多分合ってない。沈めて合わせよう。そしてよりアタリの出やすい釣研アウトレットの00を試したりしている。

 この日の浮きのチェンジはなんと6回にのぼった。ハリス もはじめの2.25から2号、そして1.7号まで落としている。だがどう攻めても付餌が取られない。

 「まったく付餌が取られなかった。」昨日この離れのあたりの釣り人の言葉が重くのしかかる。尾鷲くんだりまで来て、2日もいてこれかと。

やぶれかぶれの釣法!フレンチ高級食材「ヒメジ」

 納竿まで時間は後1時間半となった。コマセはまだ半分以上残っている。浮きの釣りはやめた。

 そこで道糸の2.5号ラインにハリスはつけず、直接デカイ針を結びつけて浮きなしで釣りをする事にした。

 浮きがないので飛ばすことができない。左手の溝で脈釣りをするのである。コマセも投入に柄杓ではなく、スコップで直である。

 私はこの釣り方で五島列島で石鯛を釣り上げている。

 そしていきなりかけた。25センチのまずまずのカサゴである。キープサイズかと思いキーパーへ投入する。

 そしてすぐさま強烈な引き。やり取りの後、上がってきたのは40センチ強のオジサン(ヒメジ)である。抜きあげたが2号ロッドでも重たく感じられた。

 オジサンはフレンチの高級食材ということらしい。フランス料理のサイトではその食味が絶賛されている。

春から夏にかけて旬を迎えフランス語でルージェ・バルべと呼ばれるフランスでは高級として扱われているレストランでも人気の食材

https://note.com/chef_ichi/n/n52440da5b08f

ヒメジ(rouget)というと、フランスの沿岸地方ではグリエにすると美味しい魚として昔から定評がありましたが、かつては傷みやすいので、パリなどでは食べられていませんでした。今はパリのマルシェはもちろん、スーパーでも簡単に手に入るようになりましたね。

https://www.ffcc.jp/recipe/2022/02/-6-1.html

 ので持ち帰る事にする。

 そして1130ごろ。そろそろ竿を片そうかと思ってた矢先に最後強烈なツッコミ。トーナメント2号53HRが大きく弧を描く。

 その様子を隣の磯のロックフィッシャーマンのおっさんが見てる。ところでこの人はベビースモーカーで風に乗ってくるタバコの煙が常に臭かった。

 35センチのキジハタであった。大きさの割りによく引く魚だった。ヒメジとは扱いがまったく異なりしっかりタモ入れを行う。関東でキジハタはあまり見かけないが、たまに入る高級スーパーでこのサイズだと一匹で4000円にはなる。

 いわゆるウキフカセではなんの成果も出せなかったが、最後の悪足掻きでパーフェクト坊主は逃れることが出来、最低限の満足を得て帰港した。

 まだメジナシーズンではないのか?帰り際ポーターに尋ねると「先週までは良かったんですよ!急に今週から食わなくなった」とのこと。一級磯も毎日が一級とは言えないのだ。

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