23/12/28〜31 東紀州・尾鷲の旅4 尾鷲→鳥羽→志摩「民宿やまや」 英虞湾・御座海岸

尾鷲赤灯台

 29日と本日30日の釣りをもって今回の釣りは実質終わりである。尾鷲港にて釣れた魚の下処理をする。生き締めしフィッシングバタフライナイフでウロコ、内臓を海に捨てる。磯魚は釣ってすぐこれをやると後から臭みが出にくい。

 カサゴは可愛く感じてしまったので逃した。見た目で得している魚である。持ち帰りはヒメジとキジハタの二枚のみとした。

 捌いた後の魚体を潮水で洗いたいが、足元の海水は内港で澱んでおり使用は躊躇われた。外港の新鮮な海水を汲むため外側の高い赤堤防へ向かう。

 その堤防の上からじっとこちらを見つめるサギに魚を狙われてると感じる。下処理中の魚の入ったバッカンの口をしっかりと閉じて階段を登った。

キャンピングカー夫婦 価格は1000万円超え?

 尾鷲港の釣りのシンボルである赤堤防のたもとには釣り客以外にもレジャーのクルマが大挙押し寄せていた。そのなかで岐阜ナンバーのバカでかいキャンピングカーが目に入る。

 尾鷲の赤灯の堤防には初めてきたがかなり高さがある。水面を見つめると7mのタモで届くかどうか。関東ならば確実に釣り禁止になるロケーションだ。

 バケツロープがギリギリ届く水汲みの様子を遠巻きに見ていた人がいた。エビスの缶ビールを片手に呑みながらの、40代ぐらいの男性から声を掛けられる。釣果を聞かれご自身は早朝にカマスが数匹掛かったのみで日が昇ってから釣果はさっばりとのこと。

 漁港で見かける人にしては都会的で洗練された雰囲気のある方である。きっと都市からきたのだろう。

 聞けばキャンピングカーで寝泊まりしながらあちこち移動してるのだという。クルマはもしやあの岐阜ナンバー?と尋ねると、それだという。一緒にいた奥様も雰囲気が可憐な方であった。

 所有されているキャンピングカーはこのジャンルでもかなりデカく高級そうな部類である。

 キャンピングカーなんて働き盛りで普通の仕事をしていたらとても乗る暇などない。アーリーリタイアメントかノマドワーカーかと思って職業を尋ねると旦那は自嘲気味に現場労働者だと語っていた。一方で奥様はテレワーカーとのことで東京の大田区に上司がいるという。

 5月に隠岐の海士町で30代くらいの女性から声かけられた時もその人はテレワーカーだったな。地方には大勢東京資本のテレワーカーが生息してるのだ。

 ついでに旦那様にクルマの購入価格を尋ねてみた。今なら1000万円超えてますよ、とのこと。ということは850万円くらいかな?年間の維持費だけで大変との言葉が胸に刺さった。

 

志摩の果ての「民宿やまや」

 ナビで今夜の宿「民宿やまや」をセットし鳥羽水族館を経由して1時間強を志摩半島の南西の端付近まで移動した。そろそろ宿の近くである。だが幹線道路から宿の姿が見えない。

 ナビの案内通り、勾配のある道を進んだところ、かろうじて掠れた看板がみえてきた。だがその先は軽でもない限り通れない漁港特有の狭道が、立ち塞がっている。

 宿の主人に連絡を入れると今から迎えにきてくれるという。軽トラに先導され連れていかれたのは、宿をぐるり迂回し、幹線道路と反対側の、砂利敷地の駐車場だった。

 宿は母屋と宿泊棟、そして風呂場など水回りのある棟に別れている。これらを内廊下や軒先を通じたコの字上の連棟構成となっており、各棟の中央部に玉砂利の内庭を形成している。軒先は水回りの移動のほか物干し場を兼ねている。

 海は近くにある。釣りや海水浴やアウトドアの用品を洗ってそのまま軒先に干せるのだ。適度に風も通すこの開放的な建物配置は日本の宿として合理的かつ機能的である。将来自宅を建てる機会があれば参考にしたいと思った。

 今夜この宿に泊まるのは我々含めて3組。いったい定員は何人なのだろう。食事は部屋出しとのことで時間は18時としてもらった。先に風呂と思い寒い縁側と内庭を通って三人揃って風呂棟にいく。

 風呂場の湯船がそれなりに大きい。湯を溜め身を潜めると、壁つたいにカペリンとぐーちょきぱー子の声がくぐもって聞こえてきた。

宿の食事である。とくだん特別なコースではなくスタンダードなものである。

 伊勢海老の刺身と蒸したもの計2尾、地のものと思われるビンチョウマグロとイカの刺身、赤のブダイの煮付けである。これで朝ごはんもつき大人2人と子供1人で28000円というリーズナブルさであった。

 食事に合わせて地酒があれば所望したかったが月桂冠しかないとのことで、途中寄った鳥羽の酒屋で作の純米でも仕込んでくれば良かったと少し後悔した。

 持ち込みも数百円ほどで対応可能とのことだったからだ。ビール大瓶3本を注文してナチュラルに飲み干し再度湯に浸かり戻って2000前には熟睡した。

関東でも観たい「釣りごろ釣られごろ」

 翌12月31日は0545起床。付けっぱなしのテレビをふと見ると、なんと釣り番組をやっているではないか。

 釣りごろつられごろ。関西地区ローカルの番組かと思われる。その23年の総集編が放送されていた。

 西のローカル釣り番組はルアーや船ばかりでなく、岸からの餌釣りの企画が豊富でいい。東はすぐに船、ルアーである。多様性がなくつまらない。

 関東の地上波でまずお目にかかれないのが、服はマルキューで竿はがまかつという出で立ち。提供が一社提供でない釣り番組は関東ではやってるのだろうか?そして、関西ふくむ西日本はメジナがグレとして非常に神格化されている。

 44センチ。非常に立派な口太である。ちなみにグレは西日本よりも東日本のほうが簡単に釣れる。関東でメジナは一般的に食されない。

 これは私の偏見込みだが、グレのキープサイズが東と西で違う気がする。

例えば西だと25センチでも持ち帰る人がいるような気がするが、東ではほぼリリースするだろう。西の25センチが東の30センチに相当するような気がする。

 西の人が意地汚いと言ってるわけではない。グレ釣りの難易度が、東より西のほうが高いというだけである。

 今度は沖堤防のチヌの落とし込み釣り。これを地上波で放送するのだね。ロケ地は広島らしいが、広島のテレビの女子アナ?女性が挑戦するのは東だと釣船くらいしか見た事がない。

 こちらの女性はなかなか筋が良いようで、先生役の男性より良型を釣ってらっしゃった。こういう番組が成立するのが西の良いところでもある。

2023年最後の日の朝

 今日は2023年の大晦日である。宿で朝食を食し0830に館を後にする。地図には御座海岸という白砂が有名なビーチがあるとのことで行ってみた。

 正面は英虞湾の入り口である。キスの引釣りタックルがあれば絵になる釣り場となりそう。

 砂は白くかつ粒が細かい。ぐーちょきぱー子は砂になにやら絵を描いたりシンプルな造形物を構築しようとしていた。

 スマホの通知にユニクロの安売りが年内までとのことだったので、慌ててシャツ10着注文。が、カードのセキュリティコードのエラーが出たらしく未発注となってしまった。そんなエラーは画面上には表示されてなかったのだけど。まあまたセールを待つとするか。

 この日は志摩を観光した後、伊勢湾フェリーで渥美半島を経由し浜松のホテルに宿泊する。大晦日は浜松で過ごす事が決まった。

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