引本浦に近い場所で泊まりました。そこで朝がまかつバリバリのファッションで玄関外へ出てみたものの、かなりの大粒の雨。風は相当強いことが予想されたので、やむなくキャンセルのお願いをしました。引本浦の渡船やさん大変失礼しました。
しかしちょっとしますと雲がどこかへ去ってしまい、すっきりと晴れてしまいました。重ね重ね船長すみません。そこでどこかへ行こうかと。ちょっと地図を見てみますと、尾鷲の沖堤防なら渡れるみたい。沖堤防に渡してもらえる渡船屋さん「ゆき丸」さんに電話をする。この時間からでも渡してもらえるみたい。驚いたのが渡船の料金は
たったの1500えん
こんなのある?かなりお安いではないですか
船長からは、朝の8時半?に磯へ見回りに行くから、その時に乗せたげると言っていただける。で、待ち合わせして私1名、沖堤防の白い堤防の方へ乗ったのでした。
そこは全体的に砂地で、チヌ狙いならまあ問題はないんでしょう。実際にチヌ釣りの大会をやっている人もいるようだし。ところで上の写真で、「港内スロー」と書かれているのですが、ここの「ス」と「ロ」の間に根があって、他魚狙いならそこを狙うと良いと言われます。
よーっしゃそこを狙うのね!根を狙うことにします。
で、タックルは
竿 | がま磯マスターモデル口太MH53 |
リール | トーナメント競技 |
ライン | ダイワ アストロン磯マスターエディションz 1.65号 |
ハリス | Vハード 1.5号 |
浮き | 0号→G2、G4 竿1本→2本 |
ガンダマ | 適宜 |
堤防なんで、まあこんな感じかなあというタックルです。しかし堤防は高く、7mのタモはあったほうがよさそう。しかし背面から風が強い!追い風なんで釣りはできなくはないが、時折体を持っていかれそうです。
釣り座から右手方向を見ると、こんな感じで湾曲しているわけですが。しかしカラスやら海鳥の糞が汚いです。荷物はあまり直置きしたくないですね。でも風で飛ばされそうですから、しっかり風向きに縦方向にしてガッチリ整理しておきます。
まあ必要最低限の荷物ですかね。
サンラインのロッドケースに竿二本、タモの柄
キーパーバッカンにサンライン36センチバッカン
タックルバッグにバケツに水を入れて、そこにタモ網を被せて風で持っていかれないように対策。
そしたら、なんか、アタリ!で、ちょいちょい引く感じでつれたのは
アジゴ
マスターモデルが泣くが、またアジゴ
アジに囲まれています。そこで移動を決断。今は黄色が風なんですが(わかりにくい!!)突風なんですね。で、赤字の丸のところでやっていたんですが、黒丸の場所へ移動。結構歩くんですな。で黒丸の場所は突風を受けるんだけれど、一段下がっているんで、そこまで危なくない。落ちそうな感じがしない。しかし道糸捜査が難しいですね
でやってみますと、いきなり浮きが絞り込まれる!釣り上げると、15センチくらいのミニカサゴ、そしてまた同サイズのカサゴ、またカサゴ、どれも小さい。
ここはミニカサゴマンションか!
そうこうしているうちに、カサゴだけでなくベラも1投すると1尾かかる状況が続いたのと、風が右横から回り込んでくるようにもなり極めて釣りづらい。そこでまたはじめにいた赤の地点へと戻ります。
棚は1.5本ぐらいに設定しています。フグとかベラがポツポツの間、本命らしきあたりがきました
初めはモゾっとしたあたり。ウキが沈んだという感触はない。引きも弱々しい。だから小さいかな?と思うが、次の瞬間、マスターモデル口太IIが一気に絞り込まれる。確実に大物です。浮きの反応が小さく初動が小さいのは大物。これは大きい。だがこれ、グレなんだろうか?グレなら50はあるんじゃないか?もしかして尾長か?
やりとりの最中、ちょうど沖からは尾鷲の他の渡船が続々港へ帰ってきている。帰りの船に乗っている人たちは堤防の釣りの様子を観察するギャラリーだ。この曲がりも見ているのだろう!彼らがギャラリーと化している時にタモ入れたい。すけべ根性が出る。
しかし、相手の引きが強烈である。ドラグから糸がバリバリ出ていく。でも確実に寄せている。でもレバーのやりとりを忘れている。
やりとりを数分。
そして上がってきたのは、ハタの類だ。茶色い。これはマハタ?あるいはクエ? すると彼も最後に堤防の敷石に突っ込むのだ。
ブッつん
切られてしまった。
1.5号。仕方ない。こんなものが来るとは思わなかった。
竿は立てているのだが、その角度が水面に対して90度近い。たてすぎてもダメだと思う。70度くらいが竿の弾力を出すためにはちょうどよくて、その角度を保つためにレバーを使うのだが、立てすぎた。それがハリスの細さ以前に、これがバラシの原因だ。
あれはクエである。50〜60センチぐらいの。
船長に聞いてみる。あそこクエが出たよと。
すると
本当にあともう少しだったのだ。
以下、反省点
・ハリスは2号以上。
・タモは7mを用意。沖堤防はどこも高いので、7mは用意しておく
・レバーブレーキを多用できなかった。
尾鷲、いいところです。(終わり)