上越地方を目指す旅② 上越グルメと酒に温泉 直江津の釣具店を巡る 

個性豊かな上越市内の釣具店

 上越地方を目指す旅①より続く。

タックルベリー上越店

 タックルベリー上越店。当方は初めての土地へ行ったらまずは地元のタックルベリーを訪れる。タックルベリーで在庫を見ればこの地域で何の釣りが盛んなのかがパッと分かるからだ。タックルベリーを見る限り、ショアからのルアーが主流で餌釣りは少な目だがカゴ釣りなんかが割と盛んであり、ただしメインは沖釣りであることが在庫構成からわかってくる。

フィッシャーズ上越店
ホシノ釣具店

 上越には大型釣具店が上州屋しかないのだが、上州屋にはあえていかず地元の小型釣具店を回ってみる。すると直江津港へ直進する国道18号のバイパス沿いに小型釣具店が並んでおり、いくつか回ってみた。上記のフィッシャーズと次のホシノはルアーが中心の品揃え。だが餌釣りもカゴ釣りに関しては竿の数が割と豊富でバランスが微妙に変である。ただこういうのも地域性であり地域によって特徴が違うから面白いのだ。

がまかつ がま磯汐来防2 シリーズ

 がまかつのがま磯汐来防II遠投がフルラインナップ。ちなみに同じ汐来防でもフカセはない。いずれ記事にしようと思うが、ルアーばかりの在庫の店にこういうマニアックなロッドがどかっとあったりする。

いとう釣具店

 対してこのいとう釣具店はあまりルアーがない。ほぼ餌釣りのアイテムである。餌しかほぼやらない私としてはこのいとう釣具店が気に入った。ちょっとマニアックなアイテムが揃っている。購入したのはこちら。

  • 釣研こぼれんバケツ
  • がまかつ GM2513 スプールケース
  • 渚の遠投師 カゴ 15号

 ホテル門前の湯と有名イタリア料理店

ホテル門前の湯

 寝るだけならこういうところでいいのだ。一泊大体4500円。それに新潟割2000円をもらえた。この料金で隣接する日帰り温泉施設も無料で利用できる。いわゆる日帰り温泉施設に繋がっているタイプの簡易な宿泊施設であり地方に行くとよくあるやつだ。お湯自体は泉質はナトリウム塩化物泉で地下1500メートルからの源泉を利用しているらしい。ゆう出量は毎分62リットル、温度は40.5度で加熱している。源泉掛け流しである。

玉川温泉の北投石を設置しているのが特徴と言えば特徴か。

  秋田県の八幡平焼山山麓にある玉川温泉は、岩盤浴発祥の地とされ「難病も治る奇跡の温泉」とテレビ・雑誌などでも取り上げられ毎年多くの人が湯治にやってくる人気の温泉です。
  北投石は、台湾の温泉で1906年に発見され「北投石」と命名されました。
  1898年に発見されていた玉川温泉にも北投石が含まれていることがわかり、昭和27年に特別天然記念物に指定され採取不可能となりました。
  
  この北投石はラジウムを含有し、今これが医療現場や健康産業に注目されています。これは「ホルミシス効果」と呼ばれ、体にラジウム等の微量の放射線を受けることで、健康な細胞組織を自ら生成すれう作用が高められ、また、肌細胞の活性が高まり、肌周期を早め若返りと同様の効果が期待できると、現状も活発な研究は行われています。
  
  この北投石を、お風呂の温泉湧出口に設置しています。
  効果をお楽しみください。

門前の湯HPより

 私としてはこの金額ならポイント高いとは思ったがカペリンが温泉の泉質をものすごく気に入っていた。またきそうである。

寿司もイタリアンもどれもうまい上越グルメと酒

廻鮮富寿し 上越みなと店

 夜は直江津で居酒屋に行きたいと思ったが、候補だった「かさはら」は予約でいっぱいだった。それ以外の店はなんだか失敗しそうで入れない。口コミが少なすぎるのと直江津の街自体が死んでおり、土曜の夜なのに人も歩いておらずアーケードは真っ暗である。これは怖い。やはりインターチェンジ近くの郊外の大型モールが立ち並ぶエリアの方が明るくて健全である。

 そこでホテルという名の簡易な宿泊施設から徒歩12分くらいの回転寿司店である。富寿司という店は直江津で見かけたがいかにも高級そうな外観で警戒心から入ることができなかった。この店はその富寿司の系列である。回転寿司としての回転台はあるが実際には回っておらずオーダーすると店員が運んできてくれる。こういうタイプの店は塩釜にもあった。タラの白子、アジ、真鯛、喉黒、イカタコ高いネタでも300円ぐらい、安いものも含めてどれもうまい。魚介類が圧倒的にうまいのだ。お酒を飲んだので代行を頼む。代行は初めてだ。距離2キロ以下ということで1400円(上越あんしん代行)となった。タクシーで往復してもそんなに料金は変わらなかったかもしれない。

 夜、冷たい雨は雪へと変わり、朝はべちゃべちゃした雪で一面覆われていた。カペリンはせっかく遠くまできたのだからと、昼ランチを狙って高級イタリアンのラペトラっチャへ向かう。舌を噛みそうな名前をよくつけたなと妙な感心をする。

ラ・ペントラッチャ(上越市)

 ベトンで練られたアーチ状の建物は暖房がよく効いて暖かい。窓の外は雪だ。日曜日から本格的に降り出した。外はいかにも寒そうだが横目で見えるピザ窯の炎が見た目でも暖かくさせてくれる。ランチは一番安いコースが1800円にプラス税とかだと思う。量的にはまずまず満足、味については満足である。南青山にも店があるらしいが東京価格だと3000円ぐらいではないかと想像する。

地元・上越のポロネギを使ったピザ(ラ・ペントラッチャ)

 店員が上越の大潟というところでとれたボロネギを使ったピザを実物まで運んできて勧めてきたのでそれを注文する。できたものは想像と見た目が違ったが、見た目がアレでもネギは甘くてうまい。帰りの群馬県のサービスエリアだが似たような下仁田ネギがありそれを購入して帰った。グリルで焼いたものをかじったら甘みが強くてうまかった。

 そして最後は酒販店へ。

まいどや(上越市)

 O先輩にどの酒がいいかと聞いたら加賀の井と答えられたので、当方もそれを購入した。この店はこだわりが非常に強いと見受けられるが、加賀の井は2種類、生酒と超辛口のみが在庫されていた。一升と4号びんを購入。

人っ子ひとりいない黒井突堤(直江津)

 群馬の釣り人が溺れたが助かったという黒井突堤も見てきた。ここはかなり浅いのか、波のブレイクが立ちすぎている。この日は冬の大規模寒波が始まった日であり写真以上に危険な高さの波と風が押し寄せていた。人は当然のことながら誰もいない。上越の釣り人は冬場は何しているのだろうか?京都や福井の釣り人は簡単に太平洋側まで移動できるが、上越からだと300キロだ。私もこの後300キロの道のりを練馬ICを目指して帰っていった。上信越道は快適に車を走らせることができたが新潟県内の関越は大渋滞で20時間以上のノロノロ運転だったらしい。上越地方を選択して正解だったと思う。越後湯沢から北への運転は冬季は覚悟が必要である。

上越地方を目指す旅 完

 

 

 

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