三月下旬、三連休である。
さて伊豆諸島へいくか。しかし南西風がかなり強烈である。金曜日は風速18メートル。
でも金曜の朝、木曜夜竹芝発の八丈島航路、三宅島については無事着岸したようだ。一方の神津島航路は大島のみ着いたがその先の島々は欠航。小生は金曜夜の横浜発の便を狙っている。さてどこの島にするか。
まず利島はダメ。条件付きだが日曜帰りの船がどうなるかわからないからだ。のんびりした会社だがこの手の休みには厳しい。
神津島は西側の港はダメだろう。
ではどこへ行くか。港が北東に備わる式根島である。ここならば南西の風向きの反対の位置だ。
 野伏港という大型船が着くところが、ちょうど島の北東になる。もっとも、港でやるには強い風であるから、北東面の磯を目指す。そこにはミショウイケという地磯があり、そこでやりたいなと。
 さて横浜の港で出発待つ間、中華街へ繰り出す。チェーンの安中華の店が中華街の入り口にあり、そこで食事をとっていた。
そこでトラブルは起きた。相当に酔っている奥に座った二人組。咳をしてるのが非常に気になっていたのだが、そのうちの一人が恐らく通ってるキャバの嬢らしき人物とスピーカーで電話を開始。なんと自分はコロナに罹った、2週間の外出禁止を受けていると大声で話す。
周囲はざわつく。そのうちの2組はさっと出て行った。いったいぜんたいどうなんだろうか、蒲郡のフィリピンパブの件を思い出していた。110したのは間違ってはいなかったと思う。のちほど所轄から連絡があった。かれらの聴取で、後から彼らは冗談で言いましたと、弁明していたようだが。
船は出航。
大黒の脇を通るのだが、煌びやかな客船の、脇を通り抜けてく。
「ダイヤモンドプリンセス」と書いてある。想像以上に素晴らしい船だ。こんな船で集団感染なんて、信じられない。
ただ中華料理店での出来事もあったし、なんだかあまりいい気分にはならなかったのが実情である。
式根島には朝9時に着く。はよついてくれ。
島へついてすぐ釣り準備。竿出したのは「H」というその名の通り引っ込んだ場所です。途中餌を調達。3キロオキアミが1350円というなかなかの金額だったが一角購入。これで手持ちの餌と合わせて二角。
でも9時間くらいである。この量でもつのは。フカセやる場合に粉があると仮定して、オキアミは一角4.5時間の計算だ。式根島は初日8時間、2日目4時間はできるから、三角ほしかったところである。
ヒラトコ、ミショウイケ、ヒッコンドウへ向かう道にクルマなく、誰もいないと判断。
ここは一番手前で足場がよく、東西南の三方向を壁に囲まれてるので、風が避けられてかなりラクな場所である。
場所をみて、手前にはシモリが張り出していて、沖はドンブカ、100m投げれば潮目にぶつかります。カゴ師の話だと春にはフエダイ、11月には大鯛、イサキは昼でも年中でるとこらしい。
フカセの場合、かけたら手前の根に潜られそう。そのため、日中でしたがハリスはVハード3号2.5ヒロ、ミチイトはゴルディッシュの4号を選択。スプールは尾長スプールです。
コマセ撒くとなにやら得体の知れない灰色のサカナというより物体が餌を取りにくる。
普通の数じゃない。
皮剥のようにみえてかなり大型。
そういえば、宿でソウシハギが沸いてると言ってたかな。ヒカゲと孫一で。
ここも近くだから同じ状況なのかな。
餌取られるし、針がない。
安針セット持ってきておいてよかった
(安針セット=中古釣具店などで長期在庫されてるメーカー品の安ものをまとめ買いしたもの)
針は当初は小針であったが餌取られすぎたので、グレバリ7号にチェンジする(大針
なんか掛かったが、ひきに耐えていたら高切れてしまった。なんかゴルディッシュ、高ギレ率高いんだよな。
こんなのとか
こんなの
足裏連発。
なおタックルは
  • がまかつ がま磯センティオ1.75号50
  • リール トーナメントISO 3000SH
  • ライン サンラインゴルディッシュ4号
  • ウキ 釣研ネオセレクトL 3B →エイジア 2B→ 5B デュエルTGウェーブマスターS 3B
  • →釣研LFスマートB
  • ハリス 3号→5号→4号
  • ハリ 3号、4号、5号、7号、8号 グレバリ、グレ専用
ここに至るまでずっと下潮で、潮止まりにばったりと食わなくなった。それでもコマセは撒き続ける。そしてソウシハギらしき巨大な魚影が消えていく。
チャンスタイムは近づきつつあった。

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