磯釣り目線で神奈川県相模原市内の釣具店を回る フィッシング相模屋とサンライン フィッシュキープバッグ SFB-0806

 日々の仕事、生活に充実しているなら、まったりしている環境は気持ちが良いことでしょう。だが当方は満足ができず、出口の見えない状況がそれに追い討ちをかけていた。心に穴が開き休日に釣りを愉しむという心境には至っていなかった。それが少しずつ変化しこの度決定的に変わったことで、過去の元気に過ごしていた自分に戻った気がする。そうなるとまた釣りをしようか、というマインドに切り替わった。国家試験の勉強はしているが、もう平日は休みだ。ある日の昼過ぎに東京の自宅を出発。平日夕方で混み合う246と16号を乗り継ぎ、1時間半かけて相模原の番田という場所にたどり着く。久ぶりだよフィッシング相模屋。何だか豆腐屋さんの名前みたいですね。

 当方は神奈川県出身で町田や相模原という地域には馴染みがあるのだが、このJR相模線というエリアにはほぼ来た事がない。茅ヶ崎・香川にあったオートバックスへパナソニックのストラーダをキャンギャル(風)とイベントしていたのは20年前のフリーター時代だ。この当時香川は無人駅だったような気がする。

 相模屋のある番田は、横浜線や16号といった相模原のメイン経済エリアからの道のりは大変だ。そう距離はないのだが、いかんせん道が悪い。周辺は長閑な田園地帯、とまでは行かない市街地で区画整理されず農村がそのまま市街地となったような立地。店裏手の道はクネクネと細い路地が入りくんでいる。相模川の河岸段丘の下の限られた低地だから、何もかもが狭いのだ。

 ところで店の中は神奈川ながらどこか田舎の店舗という雰囲気で広々している。磯用品については関東の次元から考えればかなり充実している方だ。今年は何を買おうか。気分を変えたい。そのためには、服、クーラー、キーパー、バッカン、ロッドケース。こういう人目につくアイテムを買い換えるとモチベーションになる。とりあえずはキーパーバッカンの買い替えを模索していた。

 店内を物色していると、入り口にがまかつのキーパーがもちろん型落ち品だが半額ほどで投げ売りされている。小型のタイプから40センチのバッカンが収納できる大型まで3種類ほど。いずれもカラーはレッドだ。価格は6000円から8000円台と確かに格安。だが気になるのはロッドキーパーの形状だ。

 

 本来はこのように、ロッドキーパーの位置は縦方向に1つかふたつ並べるのが定位置だ。角度は90度の直角になるだろう。だが投げ売りされているモデルは斜めになっている。角度は大体45度くらい。これが斬新だと思ったのだろうか。仮にロッドをかけたら、そのままお辞儀して使いにくいったらありゃしない。磯竿は5m以上あるから、竿を挿したら御辞儀ぶんを考慮すると3、4mくらい横移動しないと仕掛けに届かない。狭い磯場でそんな余裕があるとがま磯の担当の方は思ってしまったんだろうか。コロナ禍前の貴重な新商品開発のタイミングでなんてアホな商品を出したのだろう。私なら投げ売り品を購入したら、即キーパーをカッターで切り取る笑。

 そんなことを思いながら、サンラインのキーパーバッカンが11400円ぐらいで一つだけ在庫があった。ほぼ定価だろうが、ハンドルの形状、材質、マジックテープ、ストラップを止める機能。基本的な機能はしっかりしていそうだ。購入。

 メーカーの説明はこうだ。

キープした魚の取出しに便利な自立型ハードインナーメッシュボックス付のフィッシュキープバッグです。

インナーメッシュボックスは魚を驚かせないブラックカラーを採用。

インナーメッシュボックスを入れたままでも40cmまでのハードバッカンを収納することができます。

従来品と比べ全高を5cm高くし、内蓋から外蓋までに配合エサや水汲みバケツを収納できるスペースを作りました。

内蓋のファスナーは片手でも簡単に開閉でき、魚の投入が容易な湾曲型。35cmまで計測できるメジャーがプリントされています。

サイドには大型エアポンプが入る専用ポケット(2個)と、ロッドホルダー(2個)が付きロッドを傷つけずに置くことができます。

底面は滑り止め成型ソール、汚れにくい防水肩掛けベルト仕様。

※ロッドホルダーは強風時やバッグ内が軽い状態、不安定な地面では倒れる可能性がありますので、ご使用にならないでください。

■サイズ:450×320×400mm
■カラー:ホワイト

■発売年:2021年

 これで済めばよかったのだが、釣具は沼だ。近づけば簡単に落ちる笑。

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