磯釣り目線で神奈川県相模原市内の釣具店を回る フィッシング相模屋→釣具のポイント→釣具のブンブン その1

 台風が2度3度関東を通過して周辺海域の水温がどんどん低下している。秋の訪れとともに磯へ行きたくなる気持ちが高まってくる。そういう心象を久しぶりに噛み締めている。心が落ち着ついていないと、こういう気持ちにはなかなかならないだろう。なぜなら釣りは日々の暮らしとは直接関係はなく、経済的にも金銭的にも無駄な趣味だと思うからだ。これまで当方は釣りを楽しめるような気持ちの持ちようになっていなかった。

 昨年の指の怪我のため、昨シーズンの釣りに関してはほぼ棒に振った。というか大事をとって釣りは避けていた。リハビリを兼ねた3月の鹿児島釣行では左手のグリップ力が思わしくなく、高級柄杓を絶海へ流した。鹿児島は楽天の格安ツアーを発見して甑島までわざわざ出かけたのだが、その時以外で釣りのために海へ行くというモチベーションはついぞ湧いてこなかった。千葉にも伊豆にも茅ヶ崎にも釣行していない。これまでなぜこんなにも釣りが好きだったのか?その興味関心のありかをしばらく忘れていた。

 その理由は当方の私生活及び仕事に遠因がある。5年前のある出来事をきっかけに今後の人生をどうすればいいのか?ということに悩んでいた。悩みながらもその間あるプランを実行するため、そのために必要なスキルを身につけた。そのプランは実現に至り、所属する組織がどういった反応を示すのか?そんなことを試していた部分がある。うまくいけば組織に貢献できるだろうし、もし仮にダメでも別の新たな道が開けるだろうと。私にとってはどちらに転んでもメリットが生まれるという状況に作り替えた。そんなことで5年、実質当初3年は組織に放置され仕事らしい仕事はしていなかったので、2年掛けた。

 結果的には既得権益に縋る一部の方の声が大きく、組織は事なかれ主義で引きずられ、結果的に組織に期待したような動きが見えなかったこと、一方でスキルや経験を見込んでいただき外からお声が掛かるという大変ありがたい状況になり、職を変えるという決断をした。

 だがこれは今までのような逃げるような転職とは全く異なる。明確なチャレンジがありこの先の時と条件を区切っている。この年齢で将来どういう仕事をしていくか?そのために今何をすればいいのか。それを明確にした。つまり、目標が明確に見定まったので、出口のないふつふつとした悩みから解放された。

 悩みというものは解決に至らなくても日々ただ無駄なエネルギーを浪費する。これまで心を起因とした偏頭痛に悩まされていた。人から話を聞くだけでクソ高い診療報酬を取っていく心療内科にも数度通った。その都度デパケンを処方してもらっていたが、ここしばらく飲んでいない。何より釣りをしようという気持ちに切り替わりつつあることが、辛い精神状態からの解放の証左だ。

 そのへんはまた別の機会に。

 久方ぶりの相模原・釣具屋ツアーへ。これは出発前の腹ごしらえ。チャーハンと半餃子です。

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事