磯釣り師の心境を描く「青い空に絵を描こう」ぐーちょきぱー子の音楽発表会

ジブリの「きみを乗せて」合唱はA級難易度

 ぐーちょきぱー子の要望通り電車に乗って学校へ行き生徒の歌の発表会に出席した。中庭の受付から会場に誘導されてそういえば2年前にこの学校の入学説明会へ出ていたことを思い出した。合唱発表は昨年はコロナで未実施のイベントである。カペリンはまだ苦しんでいて家にいる。よって私が行くことになった。

 すでに会場には100人くらいの父兄がきていて当方は後ろの席になった。一年生から各学年の合唱を聴く。順番は一年生から始まる。ぐーちょきぱー子は2年になったが一年生を見るとみな身体が小さくみえる。そして2年生の出番がくる。ぐーちょきぱー子は一番後ろのサイドだ。身長順に並んでいるからそうなる。あの子も大きくなったなぁと感慨に耽る。

 2年の出番が終わると次は3年生の出番である。一年生と2年生は斉唱だが、3年の題目は「きみをのせて」(宮﨑駿作詞)のジブリ歌で斉唱でいいと思うのだが合唱だった。言わずと知れた名曲だがAメロBメロサビが明確になっていてサビが急に高くなるのである。Bメロからサビになると声が裏返る。

 音楽の先生はなんて難しい曲をチョイスしたのだろうか。しかも風の音をバックコーラスでハミングさせる。こんなパートはピアノでメロディーを弾いてあげればいいのに音のサポートはない。まさにバックコーラスはアカペラのようなものでメロディーを取ることはピアノで弾いてあげない限り困難である。音程がズレまくってて聴くに耐えなかった。はっきりいって一級難易度である。3年でこれにチャレンジさせるということは4年から上はどうなってるのだろう??会場は低学年の父兄と高学年の父兄で入れ替えであるから4年より上の発表は見ていない。

磯釣り師の心を唄う「青い空に絵を描こう」

 全体の感想としては一年生の歌「ともだちになろうよ」「青い空に絵を描こう」がなんとも歌詞が泣けるのである。一年生だからあの元気な振り付けもここまで育てた親としては感涙に耽れるのだ。そして「青い空に絵を描こう」は目の前で子供達が歌っているが‥磯釣りに向かうおじさんのメッセージソングな感じに受け取っている自分がいた。

 青い空に絵を描こう の1番の歌詞と2番の歌詞は沖磯に向かう少年の心を持った磯釣り師の歌である。歌詞を紐解くとそういう解釈も成り立つ。

青い空に絵をかこう
大きな大きな船
あの船にのって出発だ
ボクらのしまへ
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはボクらの世界だ
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはエイ! ヤァー!
ボクらの世界だ

白い雲のマストには
いっぱいいっぱいの風
ひこうき雲のかじとって
ボクらのしまへ
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはボクらの世界だ
あしたはエイ! ヤァー!
あしたはエイ! ヤァー!
ボクらの世界だ

瀬泊まりを歌っている「青い空に絵を描こう」3番

 そして3番の歌詞は瀬泊まりを歌っている。瀬泊まりとは磯釣りで磯の上で一泊以上過ごすことである。一昨年の年末年始は上五島で明かした。寒過ぎて辛かったがこの子達の歌で励まされた。この前五島のどこかで死人が出てたが。危険なのだが星が綺麗なのだ。

星のランプに火がともる
小さな小さな夢
流れ星を追いかけて
もうすぐあしたへ
ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらの世界にとうちゃくだ
ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらのエイ! ヤァー!
世界にとうちゃくだ

ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらの世界にとうちゃくだ
ボクらのエイ! ヤァー!
ボクらのエイ! ヤァー!
世界にとうちゃくだ

 やはり3番の歌詞は瀬泊まりのことを歌っているのだ。

 そんなアホなことを考えながら蕎麦屋で一杯。田楽とビールと酒ととり天そばで2800円。

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