クリックできる目次
多機能で価格抑えた釣研フローティングベストTV221
釣研のフローティングベストを初めて購入した。某関西系釣具店で実物を見て非常に気に入ったのだが、残念ながら消費者の懐に厳しい定価販売であった。そのためネットで探したら二割引きほどの商品があったので、Yahooショッピングの5のつく日にて買い物したのだ。
商品名は「釣研フローティングベストTV221」。同じ型(多分)で色違いのTV 222というのがあるが、カラーは黒赤ベースにくすんだ黄色(マスタード色)の差し色があまり良い印象を受けない。
加えてライジャケとして私にとって初となるカラーの白が欲しいと思い、つい買ってしまった。すでに黒赤と黒金のがまかつのウインドストッパーフローティングベストがあるからこれで現有のライジャケは3着目となる。豊富な在庫からみれば完全に余計な買い物となった。
この釣研ベストは、ダイワとサンラインとがまかつという私にとっての三大メーカー以外で初めて購入したライジャケとなる。
そもそもこの釣研だとかキザクラだとかマルキューだとかオニガケだとかバリバスとかオーナーだとかヤイバだとか、大手ではないがそれぞれに何らかの強みがあって今日まで生き残っているメーカーである。竿やリールを手掛けてない いわばマイナーメーカーの商品は、磯釣の本場の九州や四国や南紀ではない関東ではあまり手に取る機会がないのだ。
その中でサンラインはなぜ磯分野でこれだけブランディングに上手くいったのか、そこは理由があるだろうが、基本地味な(失礼)メーカーたちである。
釣研こぼれんバケツは本当に水を溢さない
釣研とキザクラは昔からのウキのメーカーであり、関連する周辺製品もこれまで豊富に出しておられる。キザクラについては小規模メーカーながら全層だとかのブームを作ったりもしている。当方もレッツを過去にはいくつか購入したし、それ以前もなぜか血迷って真っ赤なキーパーバッカンを購入してしまったこともある。キザクラは全体的に上代が安いのが売りである。
釣研についてはウキでお世話になっている一方で、その他の用品についてはこれまで触ったことがなかった。そんななかこの前初めて釣研のバケツを購入した。購入したのは上越のいとう釣具店。たかがバケツで値段は2000円もした(メーカー品としては普通、いや少し安い方)のだ。商品名に書かれてあるとおり、汲んだ水がこぼれないのかもしれないが、説明文には具体的になにがどうこぼれないのかまでは書かれておらず、まさに使ってみなければわからない。
ややコンパクトな形状で磯のフカセ釣りに特化した仕様のようだ。磯フカセで大きいバケツはいらないのだ。かと言って小さすぎても使いづらい。そしてロープの材質も重要なファクターだ。何度も水を汲むので手が痛くなるものはまずい。だから安物ではダメなのだ。安物は質感はもとよりロープが手に食い込む。
特徴的なのは「分割ストラップ」である。このストラップは四隅から伸びたチューブ付きの紐をあえて中央でチューブレスにしてカシメて輪を作り、左右2つの輪をクリップで纏めてロープに繋ぐという斬新なスタイルだ。このバケツを手持ちさせようというイメージは一切ない。
あくまでロープで吊るすことが前提である。磯フカセで使う場合のバケツは水を一度汲んだら終わりではない。水を汲んではキーパーに水を供給し磯へ水を撒く。半日の釣りで少なくとも10〜20回は水を汲んでいるはずだ。例えば
釣りで使うバケツというとこういうものをイメージしてしまうが、磯フカセではチョイスしてはダメなバケツである。ダイワが昔からラインナップしているバケツだが、まずこの黄色いビニール紐が手に食い込んで痛いし、頑丈な硬いハンドルが岩に引っかかりやすい。
釣研こぼれんバケツはバケツにしてはストラップが貧弱でダラダラしておりクリップがすぐにいかれて海に落としてしまいそうな印象を持ってしまうが、実際にはどうなのだろうか。実釣で使用したところ足元の大きなうねりの中でもしっかり水をかっさらうことができる。そしてすくった水を引き上げていくと確かに溢さない。その理由はバケツの形状によるものというよりも、ストラップがダラダラしているので逆に岩場に引っかからない。磯釣り用品はなんとなくタフでないといけない、そういう思い込みがあるのだが、そこが非常に大きなかん違いである。
アマゾンであまり評価が高くなってないのは釣研の宣伝努力の不足である。トップクラスの実釣性能を備えたバケツであることは間違いない。
格好よさだけでない釣研フローティングベストの安全性と機能性
それはさておき釣研のフローティングベストである。これはカラーが白でデザイン的に良かったこと、そして適度な厚みがあってそれは中身の浮力材であることが伺われ、落ちても確実に海に浮くだろうと思ったこと。加えてウキメーカーならではなのかポケットのサイズと配置に無理がなく、小さすぎず大きすぎすで使いやすそうなのと、チャックが頑丈そうだとおもったからだ。
ウキフカセのライジャケはウキの収納服のような側面がある。だから釣研のフローティングベストは使い勝手がいいものなのではないか?という期待感がある。
画像はピンオンリールの取り付け位置。場所は上胸の位置にある。これまでメインで使ってきたがまかつは下胸の位置にあったため、それと比べると釣研は非常に高いところにあるので戸惑ったが、これでいいのだ。低い位置にあるがまかつは引っかかりやすい。
購入はいとう釣具店(上越市)
ヤフーショッピングで買い物をしたその日のうちに丁寧なメールが届けられた。
大雪のため遅れる可能性があるとご丁寧なメールである。てかあれ?もしかして先日こぼれんバケツやら色々マニアックな磯釣り用品を購入しましたあの時のいとう釣具店?
たしかに住所は上越市内だ。
オンラインショップをやってたのか。商品が届いたらまた、写真をアップしようと思った。
大雪の影響はどうなのか知らないが翌日には到着。丁寧に梱包いただいていた。添えられたメッセージからも丁寧さが伝わってくる。
購入した釣具店ではないが行きつけの大規模店で年始のセールで同じものが売られていた。機能面、デザイン性、安全性から23000円台であるならば悪くない価格だと思われる。なお現在アマゾンで23000円台で販売中である。